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配信
モーリシャス貨物船座礁、沿岸警備隊が繰り返し警告
インド洋のモーリシャス沖で日本の貨物船が座礁し重油が流出した事故で、沿岸警備隊が事故前に貨物船が危険な航路を取っていると警告するため、繰り返し連絡を試みていたことが分かりました。
ロイター通信は、事故について知る海洋当局者の話として、モーリシャスの沿岸警備隊が貨物船「WAKASHIO」に対し事故前に、危険な航路を取っていると警告するため、繰り返し連絡を試みたものの応答がなかったと伝えています。
また、同じ当局者は「事故の5日前に設定された航路が誤っていて、誘導システムが通知したはずだが乗組員が無視したとみられる。
貨物船は座礁した際に救難信号を出していない」と話したということです。
モーリシャスの国家災害危機委員会は19日、分断された船体の一部について、海に沈める計画だと声明で発表しました。
これに対して、環境保護団体「グリーンピース」は「生物多様性を危険にさらし、大量の有害な重金属が海を汚染する」として反対を表明しています。