=『朝日』教育記事担当者さんへの手紙Ⅱ=
 ◆ 「9月入学」と言われる問題についての雑感

T.T.0576(ひょうたん島研究会)


 今は昔、山口百恵のヒット曲に『プレイバック Part2』という歌があったが、あの歌に、『Part1』なるものはあったんだろうか? 誰か知ってる人いたら、教えてほしい。
 ・・・で、この雑文のタイトルだが、『手紙Ⅱ』である。実は以前、若干タイトルは違うのだが『手紙①』を書き、『朝日』の教育担当者さんに、メールで送った。その段階では「今にも来年からの9月入学」が強行導入されそうだったので「短期集中連載」するつもりだったが、「9月入学自体」が飛んでしまったので、ぼくの「連載」も、勝手に打ち切ってしまった。
 でも今回のこの「騒動」については記録を残しておいた方が良いと思うので、書くことにした。


 ここだけの話だが、今回の蟄居中、2つの作品を作り、『朝日』に投稿した-といっても、「母屋」にあたる「声」欄ではない。ぼくの文章、クセがあるので、「声」には掲載されないと思う。
 だから裏を掻いて、同欄に「間借り」している「川柳」欄「かたえくぼ」に投稿することにした。

 1つ目の作品は川柳で-。

蟄居中早く来い来い啓蟄の日

 メールを送ったのは5/5(火)の昼で、まさに蟄居中であった。若干字余りなのが気にはなったが・・・

 2つ目は、「かたえくぼ」

『新CM曲』
ピッカピカの~ 0年生

(千葉・TT)なのかな? (習志野・TT)なのかな?

 送信したのは、5/23(土)午前。
 この日の朝、朝刊で「小学0年生」という活字を見て、あんまり面白かったので、「今年の流行語大賞はこれで決まり!」と勝手に思ってしまった。その後、「小学0年生」という言葉自体が雲散霧消してしまったが・・・。
 残念ながら2つの作品ともボツになってしまい、「文才」の無いことがバレてしまった。

 以下、本題=「9月入学」と言われる問題を報じた『朝日』の記事について書く。
 前半は批判だが、記者さんが萎縮しちゃうといけないので、後半は褒める。
 あ、批判といっても、ボツにされた恨みで書くわけじゃないですよ。
 【批判①】
 6/5(金)の「社説/9月入学断念~学びの正常化に全力を」にある次の記述。

 なぜ9月入学か。口火を切ったのは高校生たちだった。授業と学園生活の空白を取り戻す良い手立てはないか。懸命に考えて提起したもので、その訴えは多くの人の胸に届いた。

 「誤読」されると困るので最初に断っておくが、ぼくはここに書いてある趣旨に反対なわけではない。言いたいことは、ただ1つ。ここに書いてある後半部分と、冒頭の「9月入学」とは何も関係がない
 記者さんにお願い。ぼく、横文字は嫌いなんで自分では普段使わないけど、『朝日』の好きなエビデンス、「口火を切ったのは高校生」について示してくれません? ぼく、この部分、完全なフェイクだと思っている。

 【批判②】
 6/2(火)の教育面の記事「9月入学、私も言いたい/読者から投稿200件」も凄まじい。
 「見出し」で分かるとおり、「反対」「賛成」「疑問・提案」「視点」の4つの部分でできている。その「賛成」の声としていくつか紹介されているのだが、最初の人は-。

 特に最終学年の中3、高3の子たちが不憫でたまりません。傷ついた心を回復させる時間的な余裕がほしかった。

 ぼく、この意見に大賛成です。・・・でもこれ、「9月入学に賛成する理由」じゃないです
 スペースがないのでもう例示はしませんが、他の2人の人のコメントも、「9月入学」とは何の関係もない。

 【褒めます①】
 5/30(土)オピニオン面の「耕論/突然の9月入学騒動」。ぼく、見出しを読んでビックリ! 「騒動」って、批判的で最高!

 【褒めます②】
 上で紹介した6/2の記事の「視点」。
 「現場や当事者の訴えの重さとは逆に、政権のコロコロと変わる言動の軽さが気になる」って、いいなあ。
 これからも、当事者の声を伝える記事を書いてね!(20/06/22)

 

 

パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2

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