おはようございます。

 

 下記メールを転送していただきました。

 コロナ担当看護師の医療現場からの貴重なレポートです。

 

 みなさま、

 どうぞ、ご活用ください。

 

 

 コロナ対策には、お金がないために検査を受けられない人々も、安心して検査を受け治療に専念できる環境をただちに作ることが不可欠であり、この環境を作ることはできます。

 

 そのためには、

 

 日本国憲法と国際人権規約に基づき、日本政府は、政府の国民と国際社会に対する責任において、日本の全ての市民の命と人権を保証することです。

 

 みなさん、安倍首相に、「ただちに『日本が批准済みの人権条約に備わっている全ての個人通報制度を批准する』と閣議決定せよ!」の声を届け、実現し、人権鎖国政策にピリオドを打ち、日本国憲法と経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約・市民的および政治的権利に関する国際規約をはじめとする人権条約を活用する新しい時代を切り開きましょう。

 

プロジェクト ピースナイン

 4月28日2020年

   ~・~・~・~・~・~・~

 

件名:新型コロナウィルス対応 東京の大学医学部付属病院医療現場からのリポート 

 

お世話になっています。頭書の件、ご近所の方から、E-mail(1)を受信しました。

ご参考まで、転送申し上げます。

 

------E-mail(1)-------

 

 非常事態宣言発令のあと、買い物、公園への立ち入りの制限など、なにかとストレスが溜まる昨今ですが、如何、お過ごしですか。

未曽有の事態であり、状況を判断しながら、日々をおくるということでしょうか。くれぐれもご自愛ください。

 

 下記コロナ情報が知人から送られてきましたので、回覧いたします。当該リポートの発信者は、東京の大学医学部付属病院に勤務している看護師の方です。現場の声のひとつとして参考まで。

みなさんお待ちの情報と考えていただければと思います。

 

 

 

【新型コロナウィルス対応 東京の大学医学部付属病院医療現場のリポート】

 

 東京の大学医学部付属病院で看護師をしている者です。このたび、4月初旬からコロナ外来に選出され、毎日PCRや入院手続きなど実施しています。今、私から最新の情報を発信できると思い、情報をアップします。まず大事なのは「漠然と怖がらないで、きちんと理解して適切に怖がろう」ということです。「空気感染ではないので、ふわふわ飛んているのではなく、接触!飛沫!人のしゃべるツバ!この見えない概念の理解が大事かな」と思っています。マスクとマスクをしていれば、基本的にうつりません!

以下、100人くらい問診した結果からの情報です。

 

<症状の特徴>

コロナウイルスは7日〜10日にピークを迎えます。

1、最初に倦怠感が顕著に出る

2、頭痛がほとんどの人で出現

3、下痢(回数は多くない)も多い

4、途中から味覚と共に嗅覚も全くなくなる人が半分位いる

5、発熱 軽症:微熱がだらだらと続く

     中症:39度台くらいまで上がる

     重症:38度以上がずっと続く

  特徴は一旦7日目くらいにおさまってまたぐんぐん出る

  日内変動はある

6、咳や痰はあまり多くない印象

7、若くても息切れが出てくる

8、喘息や喫煙歴、糖尿病があると重篤化しやすい

9、肺炎像は両肺に淡い影がはっきりと出る

レントゲンよりCTでしか読影できないことあり、CTがいいです

 

<現在の治療>

対症療法のみ。当院では

発熱、頭痛:カロナールイブやロキソニンは✖︎

抗生剤は基本的に効かないので飲まない

○咳:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

○痰:カルボシステイン

○下痢:整腸剤(ミヤBMなど)

カロナールは400mg〜500mg/回 3回まで

 

<PCR受けるまでの流れと結果>

1、  発熱と上記症状があった場合保健所に電話。ひどいと2時間繋がらないとか丸2日間繋がらないという現状がある。

  繋がらなかったら他の近隣地域の保健所に電話してください。

2、 経過観察と言われることが多いようですが、そんな時は近医にまず電話をしてから受診。

  だいたい上の薬+医師によっては抗生剤を出して自宅待機となる。 

3、解熱しない、もしくは症状が消失しない場合は遠慮なく保健所にもう一度電話する

4、それからPCRの検査を受ける場所を指定される

5、病院や検査所から直接電話がかかってきて受診の日時を聞く。

6、保健証と現金を持って検査場へマスクをしていく。

(保健が効けば料金は1000円程度。CTなどを撮影すると6000円程かかる)

7、薬が必要であれば依頼して帰宅。帰宅は交通公共機関を使わない。

8、翌日、保健所が検体を持っていく。今、検査が立てこんでいて、月曜日に出した結果が、金曜日にならないと戻ってこない。つまり5日間くらい、かかる現状。

9、自宅で呼吸苦が出たら保健所に電話。万が一、繋がらなくて危険を感じたら、迷わず救急車を呼ぶ

10、症状が落ち着いたら、今後は、PCRしないで、2週間後から普通の生活になる方向。家族も2週間同じ対応で

 

<実際にうつる場所の印象>

1、 居酒屋や外食店のホールスタッフの手が怪しい!

 毎回手指消毒していなければウイルスのついたお皿をさげて、次の人のお皿を運んでいる可能性が十分あります。

2、ライブハウス系の人はよく来ます

3、陽性の出た人の家族は、ほぼみんな陽性です

4、孫が祖父祖母宅に遊びに行って濃厚接触をする

5、病院関係のクラスターとその家族や、それらの人と接触した人

 

<入院となった場合>

1、指定病院がなかなか空いておらず、とにかく医師が電話して探し回る場合が多い。

  その間、患者は待っていて家族が荷物をまとめて持ってくる。入院したら面会は一切禁止。

  現金、持参薬も一切持ち込み禁止

2、とにかく病室の中から出れないで、対症療法のみ

3、呼吸状態が悪化したら、ICUで気管挿管し、人工呼吸器をつけるしか、できることはなく、

  あとは患者の免疫力で回復を祈るのみ(悪化しても回復する患者もいる

4、万が一のことがあった場合は、最後まで家族に電話をして状態を伝え、火葬してから

  遺族に遺体を返す。入院になった時点で軽症化するまで、一切、誰とも会えず、そして重症化したら

  一気にあっけなく…という印象があり、ここが怖いところです。

5、軽症になったら、すぐに専用の移送の車でホテルへ移動して療養。結構、これは早い段階でスムーズにいきます。新患者や重症者のベッド床を確保するために

 

<私が気をつけていること>

1、 口から入るのが、一番うつるので、

食べる前

ドアノブなど、どこも触らない状態にしてから、

  爪や指と指の間まで、しっかり洗う!これにつきます!

2、1日8時間睡眠(睡眠を十分にとる)

3、現金は一切触らず、全て電子マネー。

4、クラスターになっている場所や病院はできる限り行かない

5、携帯電話は、食事中、触らない。

 帰宅後は、まず第一に消毒してから家にいれる。

6、マスクの表面は絶対に触らない。ポケットにしまった手は汚染されていると認識する(マスクは基本1枚/日)

7、タクシーに乗らない。

実はコロナ患者さんはタクシーで移動してる人が多いので、タクシーは基本的にコロナウイルス、ウヨウヨです。

 

<患者の流れ>

1、3月の3連休で陽性となった患者のPCR検査はピークアウトしてから実施されている。若い人が多く、軽症が多い。

2、4月5日の週は、その家族が続々と来て、陽性になっている場合が多かった。高齢者にうつり、重症な肺炎も、多々、見られるようになった。

3、4月12日の週はクラスター本人とその家族も一気に陽性となった印象。

  陽性になった患者の同居人は、だいたいうつるので、適切な隔離方法を指導している。 

 

以上です。必要以上に怖くなるような情報は避けたつもりです。日本は他国より、だいたい2週間程、対策や実行が遅れている印象があります。お金の心配も絶対あると思います。ですが、目先のことより、今、ぐっとこらえることが、大事な命を救ってくれます。私が今いる病院の中もまさにコロナ戦争ですが、みなさんに応援してもらって、私達、医療従事者は頑張れています。

本当に感謝しています。長々と失礼しました。 

 

2020年4月18日  看護師