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3/18(水) 4:54配信 THE PAGE
激震!サッカー協会の田嶋会長が新型コロナ陽性
…なでしこJやJISS勤務スポーツドクターの夫人ら2次感染拡大に危機
日本スポーツ界に激震が走った。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(62)が17日、自身が受けた新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを、JFAを通じて明らかにした。
2016年3月からJFAの第14代会長を務めている田嶋氏は、国際サッカー連盟(FIFA)理事をはじめ、日本オリンピック委員会(JOC)副会長や2020東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会理事も務めるスポーツ界の要人。世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい続けるなかで、現役アスリートや指導者も含めて、日本スポーツ界から初めて感染者が出たケースとなった。
JFAを通して17日夜に発表されたステイトメントによれば、田嶋会長は2月28日から3月8日まで海外出張に出ている。まずは北アイルランドのベルファストで29日に開催された、サッカーの競技規則を決める世界で唯一の意思決定機関、国際サッカー評議会(IFAB)の年次総会に出席した。
続いてオランダのアムステルダムへ移動し、3月2日に欧州サッカー連盟(UEFA)の理事会に、翌3日には同総会に出席。前者ではブラジル、コロンビア、オーストラリアおよびニュージーランドの共催とともに開催を争う、2023年の女子ワールドカップの招致プレゼンテーションを行った。
さらに5日にはアメリカ・フロリダ州オーランドへ渡り、なでしこジャパンが出場している国際親善試合、2020 SheBelieves Cupの対スペイン女子代表戦を視察。翌6日にはニューヨークへ移動して女子ワールドカップの招致活動を行い、8日に日本へ帰国している。
10日には都内で行われたラグビーワールドカップ日本大会の組織委員会理事会に出席。2020東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長、JOCの山下泰裕会長も同席していた。12日には東京・文京区のJFAハウスで、メディアの囲み取材に応じている。
新型コロナウイルスの影響を受けて、JFAでは先月26日から全職員へ在宅勤務を命じていた。しかし、14日に2020年の第3回理事会を控えていたこともあり、田嶋会長はその準備のためにJFAハウスを訪れていた。そして、理事会を終えた後に状況が一変する。
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今後必要な措置として、JFAも「JFA全役職員、契約職員、派遣職員、コーチングスタッフらの健康状態の経過観察」と「JFAハウスに事務所を置く各連盟、企業、団体の役職員の健康状態の経過観察」をあげている。出張中に利用した航空便の搭乗者も対象になってくるだろう。
また、日本スポーツ協会公認のスポーツドクターを務める田嶋会長の夫人・土肥美智子さんは、東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)に勤務している。
夫人が濃厚接触者と認定されれば、東京五輪を目指す他競技のトップアスリートにまでウイルス禍が及ぶ恐れもある。
「ここまで知らずに会議でご一緒した方々、JFA役職員の皆さま、メディアの皆さま、その他私が立ち寄った各所の皆さまにご心配をおかけすること、本当に申し訳ないと思います」
新型コロナウイルス感染を報告するに至った理由を、田嶋会長はステイトメントのなかでこう綴った。JFAハウスを中心にクラスター感染が発生する事態を迎えれば、Jリーグが目指している4月3日の公式戦再開も揺らいでくる。日本サッカー界が総力をあげて、感染の拡大阻止に全力を注いでいく。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00010000-wordleafs-socc&p=4