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NHKNEWS 2019年8月27日 23時37分

北京の空港 駐機中の旅客機で火災

中国 北京の空港で日本時間の27日夕方、駐機していた東京 羽田行きの旅客機から煙が出て、消火活動が行われました。乗客は搭乗中でしたが、全員避難したということです。

中国の北京首都国際空港によりますと、現地時間の27日午後4時ごろ、日本時間の午後5時ごろ、空港に駐機していた中国国際航空の旅客機の貨物室から煙が出て、消火活動が行われました。

中国国際航空によりますと、この旅客機は北京から東京の羽田に向かう便で、煙が出たときには乗客は搭乗中でしたが、全員避難したということです。原因については調査中だとしています。



中国版ツイッターのウェイボーに掲載された動画には、この旅客機とみられる機体から白い煙が上がり、その一部が黒く焦げている様子が写っています。

中国国際航空 詳しい原因調査

中国国際航空は、中国版ツイッター、ウェイボーの公式アカウントで、北京から羽田空港に向かう予定だった旅客機で乗客の搭乗中に機体前部の貨物室から煙が出ているのを確認したと明らかにしました。

その後、乗客を避難させるとともに消火活動を行ったということで、事故の詳しい原因を調べていると投稿しています。

中国国際航空の公式ホームページによりますと、この旅客機は現地時間の午後6時半、日本時間の午後7時半に北京を出発する予定でしたが、キャンセルされたということです。
乗客「必死に逃げた」
東京 羽田行きの旅客機に搭乗していた40代の日本人の男性は「航空機の後ろのほうに座っていたが、前のほうで人が騒いでいたので、けんかか何かと思ったら、臭いがして、どうも煙も見えて火事だと思った。機内アナウンスで逃げるように言われ、荷物を持って必死に逃げた。かなりきつい臭いだった。ひとことで言うと生きていてよかった」と振り返っていました。

日本航空・全日空便には影響なし

日本航空と全日空によりますと、両社の便は、火災が発生した駐機場から離れた滑走路を利用しているため、北京と日本を結ぶ便の運航には影響はないということです。