ローザンヌ気候変動サミット
環境活動家グレタ・トゥーンベリさん、自身への批判に心境語る
Olivier Pauchard, RTS
2019-08-08 14:04
スウェーデン出身の環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)がフランス語圏のスイス公共放送テレビ(RTS)のインタビューに応じ、自身に向けられた「父親の操り人形」などという批判について、「私のことより気候変動の危機に目を向けてほしい」と語った。
スイス・ローザンヌでは現在、若手活動家らによる気候変動サミットが開かれ、トゥーンベリさんも参加している。
毎週金曜日の「気候変動のためのストライキ」を世界に広げたトゥーンベリさんは、国際的なイベントで度々スピーチし、ノーベル平和賞の候補にも名前が挙がる。サミット後はボートで米国入りし、国連でスピーチする予定だ。
トゥーンベリさんの行動主義と名声は批判を呼んだ。一部の人たちは、トゥーンベリさんが両親の操り人形に過ぎず、提示している解決策も短絡的だと揶揄した。
トゥーンベリさんが自閉症持ちであることや体格にまつわる中傷もみられた。
トゥーンベリさんはRTSのインタビューで、これに関して自身の心境を語った。
インタビュー
グレタ・トゥーンベリさん「私は騙されてはいない」
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんがフランス語圏のスイス公共放送(RTS)のインタビューに応じ、自身に向けられた批判について心境を語った。
サミット会場のローザンヌ大では、2017年のノーベル化学賞を受賞したスイス人で同大名誉教授のジャック・デュボシェ氏もトゥーンベリさんの行動を支持している。同氏はフランス語圏のスイス公共放送ラジオのインタビューで、トゥーンベリさんの活動をたたえた。