
たんぽぽ舎です。【TMM:No3608】
▼ 3/21さようなら原発全国集会から
好天にめぐまれ、福島から茨城から東京から全国から
「さようなら原発」・「さようなら安倍政権」
K.M(経産省前テントひろば)
3月20日の朝7時頃に淵上太郎さんが亡くなった。その重みを背負いながら、「経産省前テントひろば」は「さようなら原発全国集会」代々木公園の第9ブースに集結した。ブース前に渕上さんがスピーチしている写真を掲げ、ブース背後には藤原節男さんが大画面で、この8年間の淵上さんと経産省前テントひろばを思い起こす動画を映して。
沢山の反原発を訴える人たちとの交流が続く中で、ステージから李政美さんの美しく迫力ある声が聞こえてきた。武藤類子さんの詩に李政美さんが作曲した「ああ福島」だ。私は涙と怒りを堪えて聞いた。
続いて、鎌田慧さんが迫力溢れるアピール。
テントの渕上さんの訃報を告げながら、頑張り抜こう。歴代の首相が脱原発を訴えているのに、安倍政権だけが守銭奴のごとく原発を支えている。皆さんが住んでいる自治体で市議会や首長に声を届けよう、と。
福島から人見やよいさんが福島の現状を訴えた。
「福島第一原発事故は終っていない、放射線がもくもくと出ている、福島のモニタリングポストを撤去するのでなく全国の原発周辺にモニタリングポストを置くべき、汚染水タンクを置く場所は一杯あり汚染水を海に流すべきではない、汚染土の焼却灰を全国に何て、とんでもない、イチエフ事故責任を誰もとっていない、統一地方選では原発反対の人を当選させよう」と。
熊本美弥子さん(避難の協同センター)が、公衆被曝限度(年1mSv)に対応する被ばく線量を0.114マイクロSv/hから0.23マイクロSv/hに、さらに1590マイクロSv/hと改悪していることを責め、区域外避難者への支援打切り等は「見せしめ」ではないかと糾弾し、避難指示が解除されても居住率が20%であることが私たちの答えだ、私たちは避難を続けたい、原発の無い世界を実現するべき、と訴えた。
落合恵子さんも、渕上太郎さんの訃報から、私たちはもうちょっと頑張ってからそっちへ行くよと話し始めながら、それにしても安倍四選なんてとんでもない、安倍政権にサヨナラを、私たちが変えなくて誰が変えるか、と力強く訴えた。
続いて、阿部抗志さん(東海村村会議員)が東海第二の再稼働・運転延長の問題と電力容量市場、新安全協定について分かりやすく説明、正しい情報を多くの人々に議員に知らせようと訴えた。
また、山崎誠議員(立憲民主党)が原発ゼロ法案の国会ぶら下がり状態の現実を話し、審議してくださいの声を上げて欲しい、と訴えた。
更に、辺野古基地建設問題では、外間さんが「沖縄は何も悪いことをしていない、さよなら日本と言いたい、ジュゴンを返してください」と厳しくヤマトンチュを責めた。
更に、福山真劫さんが、モリカケ・イージスアショア・辺野古基地建設・ナショナリズム煽り・憲法改悪を進める安倍政権を厳しく糾弾した。
ブースではステージの声が聞こえにくく全部を聞くことができなかったが、「さようなら原発」をできない安倍政権への怒りがみなぎる、とてもいい発言が続いた。
集会後のデモも、好天に恵まれ、渋谷を歩く人たちに強くさようなら原発を訴えることができた。
なお、「経産省テントひろば」は3人がカンパ隊を組んで多額のカンパを集め、デモ時には「放射線副読本」と「放射線のホント」の嘘を暴いたリーフレットをデモ隊と呼応して沿道で配布して歩いた。
※集会の模様はこちらから見ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=-mi-KiwNWt4
(3/22発信「経産省前脱原発テント日誌」3月21日版より転載)