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■中央総武線 工事40分後に出火

NHKNEWS 02月25日 18時04分

25日朝、東京のJR中央・総武線の駅で停電トラブルが起き、通勤通学の時間帯に4時間余りにわたって運転見合わせが続き、28万人に影響が出ました。
JR東日本が線路の橋の工事を行っていて、作業を終えてからおよそ40分後に線路脇に置いていた資材から火が出て、送電ケーブルに燃え移ったとみられることがわかりました。

25日午前5時ごろ、JR中央・総武線の御茶ノ水駅や水道橋駅など4つの駅で停電が起きました。
この影響で中央・総武線の各駅停車は千葉の西船橋駅と東京の三鷹駅の間の上下線で、中央線の快速電車は東京駅と新宿駅間の上下線で、4時間余りにわたって運転を見合わせました。
御茶ノ水駅や水道橋駅など11の駅で入場規制が行われたほか、ほかの鉄道会社への振り替え輸送が行われるなどし、28万人に影響が出ました。
水道橋駅と飯田橋駅の間の線路の橋では、25日未明から始発前にかけてJR東日本が改良工事を行っていて、直前には部材を切断する作業が行われていたということです。
そして、作業を終えてからおよそ40分後に線路脇に置いていた資材から火が出て、送電ケーブルに燃え移ったとみられることがわかりました。
JR東日本は、作業で出た火花が資材の中に残ってくすぶり、燃え広がったとみて、作業の手順や安全管理に問題がなかったか詳しく調べています。

今回のトラブルについて、鉄道システムが専門の工学院大学の高木亮教授は、「電気設備で影響が出ると復旧までに長引く傾向にあることがこれまでにもわかっていて、特に、東京の大動脈でトラブルが起きたことで影響がさらに広がってしまった」と分析しています。
その上で「トラブルを起こさない対策が必要だが、もし起きた場合でも影響範囲を小さくできるかが重要だ。例えば電車の折り返し場所を増やすなどの対策が取られていれば、運転見合わせ区間もこれほど広がらず、駅の入場規制も小規模に済んだはずだ」と指摘しています。
また、高木教授は、「都市部での鉄道の工事は、夜間の数時間の制約の中で行われているので、今回の工事で何が足りなかったのかさまざまな角度から検証し、再発防止策を講じる必要がある」と話しています。


■中央線4時間運転見合わせ=28万人影響、国公立大入試も-JR東

2019年02月25日12時14分
 
火災が発生したとみられるJR中央・総武線の飯田橋駅と水道橋駅間の線路で作業するJR関係者や消防隊員ら=25日午前、東京都千代田区

 25日午前5時ごろ、JR東日本の中央線神田-四ツ谷間で停電が発生し、中央線快速の東京-新宿間と、中央・総武線各駅停車の三鷹-西船橋間が上下線で運転を見合わせた。同9時半までに全線で運転を再開したが、177本が運休、遅延は91本に上り、通勤・通学の時間帯を直撃し計約28万人に影響した。

国公立大2次試験始まる=前期日程、25万人志願

 同日は国公立大入試2次試験の前期日程が始まったが、一橋大や東京医科歯科大、東京農工大、千葉大などは受験生への影響を考慮し、開始時刻を1時間繰り下げた。東京大、首都大学東京は到着が遅れた受験生を別室で受験させる対応を取った。
 
停電の影響で混雑するJR高円寺駅のホーム=25日午前、東京都杉並区

 JR東や東京消防庁によると、水道橋-飯田橋間で駅や信号設備への送電ケーブルが燃えた跡があり、停電との関連を調べている。現場付近では、24日夜から25日未明にかけて橋の改良工事を行っており、火災が発生した可能性があるという。同社は御茶ノ水駅などで改札口の入場規制を実施した。
(2019/02/25-12:14)


■JR運転見合わせ 国公立大学2次試験への影響は

2019年2月25日 10時52分

JRの一部路線が運転を見合わせたことを受けて、東京や千葉の14ある国公立大学のうち9校が25日の2次試験の開始時間を繰り下げました。

▽千葉大学と▽千葉県立保健医療大学、▽東京農工大学、▽東京外国語大学、▽東京医科歯科大学、それに▽一橋大学は、それぞれ試験の開始時間を1時間遅らせました。

また▽東京学芸大学は、25日午前に実施する試験を、▽東京芸術大学は、午前9時半と10時から実施する試験を、▽東京海洋大学は品川キャンパスで実施する試験をいずれも1時間遅らせました。

このほか、▽東京大学や▽お茶の水女子大学、▽首都大学東京、▽電気通信大学、▽東京工業大学の合わせて5つの大学は、試験開始に間に合わなかった受験生を別室で受験させる対応をとりました。

私立大学も開始時間繰り下げ
東京の私立大学も一般入試の開始時間を繰り下げています。

▽國學院大学と▽東京聖栄大学は試験の開始時間を1時間繰り下げることを決めました。

▽亜細亜大学は1時間半繰り下げるということです。

各大学は、繰り下げの情報を受験生にメールで知らせたり、ホームページに情報を載せたりしているということです。


■御茶ノ水駅でエレベーター運用へ|NHK 首都圏のニュース
www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190117/0024088.html
2019/01/17 - 東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、各地の駅でバリアフリー化が進められる中、地形の影響で工事が難しいとされていた東京のJR御茶ノ水駅でもエレベーターの設置工事が行われ、今月29日に運用を始めることになりました。