18年ちかくにわたって一人の銀行員が、およそ2億4900万円を着服できた京葉銀行
小泉・竹中構造改革の一つの結果。
金融庁は、船橋信用金庫を国際的に競争する銀行と同じ「物差し」”検査マニュアル”で検査し、船橋信用金庫を2002年1月25日つぶした。
しかし、京葉銀行は生きのびた。
成田国際空港にも店舗を置いている京葉銀行は、ただちに「細かな手口や長い期間、不正が見逃されていた理由」を明らかにする社会的責任がある。
京葉銀行はなぜ、18年もの長きにわたり、銀行員による2億4900万円もの手数料着服を見逃しつづけたのか銀行員の犯罪を明らかにせよ。
金融庁はただちに全国の銀行を総点検するとともに、政府と銀行関係者等から完全に独立した第三者機関を設置し、18年も見逃していた金融庁及び金融担当大臣の監督責任も問われなければならない。
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-
京葉銀行で2億5000万着服か
千葉市に本店のある京葉銀行は、60代の元行員が、18年ちかくにわたって、銀行が受け取るはずだった口座振替の手数料、合わせておよそ2億4900万円を着服していたとして、懲戒解雇の処分としました。
懲戒解雇となったのは、京葉銀行を定年退職し、再雇用で千葉みなと本部に勤務していた60代の男性の元行員です。
銀行によりますと、元行員は平成13年1月から去年11月までの18年ちかくにわたって、委託先から銀行が受け取るはずだった口座振替の手数料、合わせておよそ2億4900万円を着服していたということです。
元行員は、調査に対して着服を認めているということで、銀行は去年12月26日付けで懲戒解雇の処分とし、近く刑事告訴する予定です。
細かな手口や長い期間、不正が見逃されていた理由については明らかにしていません。
京葉銀行の熊谷俊行頭取は、「信用を第一とする銀行としてあってはならない事件で、誠に申し訳なく、深く反省しています。再発防止に向けて、管理態勢の一層の強化とコンプライアンスの向上に取り組みます」というコメントを発表しました。
NHKNEWS 02月22日 18時51分