◆ ブラックアウト (東京新聞【本音のコラム】)
太陽光エネルギーを抑圧して原発稼働を優先させる。九州電力の決定である。
「危険第一。安全第二」。このアベコベ政策は安倍首相、世耕経産相による時代錯誤。原発猛進政策に従う、九電経営者の無責任経営だ。
戦争解禁を狙う憲法九条改悪も危険第一主義。それにむけたイージスアショアやオスプレイの爆買いは、アメリカ軍需会社への大盤振る舞い。
庶民のカネを巻き上げるカジノ公認は、トランプ大統領「腹心の友・ラスベガスサンズ」の差し金。
アメリカによるアメリカのための政治は、もううんざり、と言う声が地に満ちてきた。
沖縄・玉城デニー知事初登庁のインタビューで那覇に行つた帰り、台風で飛行機が欠航。
続けて札幌の「さようなら原発集会」も台風で、野外集会とパレードが中止。北海道は全道ブラックアウトという異常事態。
それを利用して、泊原発が稼働していれば停電がなかったという、フェイクニュースが出まわった。
「次の事故がおきたならわたしたちの居場所は無い」というのが、札幌集会のスローガンだった。
ブラックアウト対策には、本州からの電源ケーブルの増設。自然(再生可能)エネルギー発電のための送電線網の速やかな開放などがある。
「次の戦争がおきたならわたしたちの居場所は無い」。それがミサイル戦争時代のスローガンだ。(ルポライター)
『東京新聞』(2018年10月16日【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)
太陽光エネルギーを抑圧して原発稼働を優先させる。九州電力の決定である。
「危険第一。安全第二」。このアベコベ政策は安倍首相、世耕経産相による時代錯誤。原発猛進政策に従う、九電経営者の無責任経営だ。
戦争解禁を狙う憲法九条改悪も危険第一主義。それにむけたイージスアショアやオスプレイの爆買いは、アメリカ軍需会社への大盤振る舞い。
庶民のカネを巻き上げるカジノ公認は、トランプ大統領「腹心の友・ラスベガスサンズ」の差し金。
アメリカによるアメリカのための政治は、もううんざり、と言う声が地に満ちてきた。
沖縄・玉城デニー知事初登庁のインタビューで那覇に行つた帰り、台風で飛行機が欠航。
続けて札幌の「さようなら原発集会」も台風で、野外集会とパレードが中止。北海道は全道ブラックアウトという異常事態。
それを利用して、泊原発が稼働していれば停電がなかったという、フェイクニュースが出まわった。
「次の事故がおきたならわたしたちの居場所は無い」というのが、札幌集会のスローガンだった。
ブラックアウト対策には、本州からの電源ケーブルの増設。自然(再生可能)エネルギー発電のための送電線網の速やかな開放などがある。
「次の戦争がおきたならわたしたちの居場所は無い」。それがミサイル戦争時代のスローガンだ。(ルポライター)
『東京新聞』(2018年10月16日【本音のコラム】)