名古屋地裁は5日、民事2部の伊藤達也判事補(30)が民事事件の記録などをタクシーのトランクに置き忘れ、紛失したと発表した。


 地裁総務課によると、伊藤判事補は9月29日午後11時半ごろ、名古屋市の飲食店で裁判官4人と会食後、帰宅のために乗車したタクシーのトランク内にキャリーバッグを置き忘れた。中には担当する民事事件の記録2冊や事件当事者が提出した書類のコピーなどが入っていたという。
 降車後に気付いたが、乗ったタクシーは特定できず、バッグは所在不明のまま判事補は自宅で仕事をするため、必要な手続きをして記録を持ち帰るところだった。
 
揖斐潔名古屋地裁所長の話 二度とこのようなことがないように再発防止に努める。

(2018/10/05-19:42)