Simon Bradley
2018/06/23 11:00
人権理事会
米国が国連人権理事会を離脱することで、どのような影響が及ぶのだろうか
(Keystone)
米国が国連人権理事会(本部・ジュネーブ)からの離脱を決定したことを受け、スイス連邦政府は20日、「遺憾」とコメントした。
スイス連邦外務省は声明で「米国が国連人権理事会の離脱を決めたことは遺憾」とコメント。同理事会が人権擁護および啓発において中核的な機関であると強調し、スイスは同理事会の理事国として今後も貢献すると明言した。
米国は人権理事会が「偽善的かつ利己的」と批判。イスラエルに慢性的な偏見を持っており、改革も欠如しているなどとして脱退を決めた。
スイス連邦政府は、「米国が理事会に積極的に関与することは、世界全体の人権にプラスの影響を与えている。スイス連邦政府は今回の決定を尊重し、人権の分野で今後も米国と建設的な協力関係を推進して行く」と述べた。