日本国憲法と国際人権規約:経済的・社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約)に基づき日本政府が、農家の被害全額を保証せよ!



■硫黄山噴火で稲作中止求める 宮崎 えびの


NHKNEWS 5月7日 19時48分

霧島連山の1つで、宮崎県にある硫黄山が先月、噴火したあと、ふもとのえびの市を流れる川で有害物質が検出された問題で、市はおよそ650戸の農家にことしの稲作の中止を求めました。農家からは経済的な支援を求める声があがっています。

鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の1つで、宮崎県にある硫黄山は先月19日に噴火し、その後、ふもとのえびの市を流れる長江川などで環境基準を超えるヒ素などの有害物質が検出されました。

宮崎県によりますと、噴火と有害物質の検出との関係ははっきりしないということですが、えびの市は6日、安全性が確保できないおそれがあるなどとして、これらの川から水を引く市内の農家650戸に対し、ことしの稲作を中止するよう求めました。

対象となる水田の広さは市内の水田の2割にあたるということで、農家からは経済的な損失が大きいとして、国や県に支援を求める声があがっています。

このうち上井正秀さん(68)は、所有する市内10か所の合わせて1ヘクタールの水田すべてで長江川などから水を引いていて、ことしの稲作を断念しました。年間で50万円ほどの収入が得られなくなるということです。

上井さんは「田植えをしたい気持ちがあり、心が折れました。コメの収入がゼロになるのは初めてで、どうすればいいのか分かりません。県や国は支援してほしい」と話していました。