日中韓共同宣言
歴史認識で難航 公表、深夜にずれ込む
毎日新聞2018年5月10日 01時08分(最終更新 5月10日 01時34分)
日中韓首脳会談は9日昼に終了したが、成果をまとめた共同宣言の発表は同日深夜までずれこんだ。
日本政府関係者によると、歴史認識に関する文言を巡り、調整が難航したためという。
共同宣言には「3カ国が悠久の歴史及び久遠の未来を共有している」との言葉が盛り込まれている。2015年の前回の日中韓会談の後に発表された共同宣言では「歴史を直視し、未来に前進するとの精神の下」との記述があった。表現が違うため、中国政府内で了承手続きに時間がかかった模様だ。【田辺佑介】