◆ <『産経』の米兵「美談」誤報・第2報>「沖縄タイムス」も追及!
みなさま 高嶋伸欣です
『産経』の那覇支局高木桂一記者が、昨年10月1日の沖縄高速道路での事故で、日本人負傷者の救出をした後に自分が後続車によって重傷を負ったという米兵の話題を、裏どりをしないまま「美談」としてネットの「産経ニュース」や『産経』本紙で報道し、それが事実上の誤報であるのに同「美談」を報道しない沖縄の2紙を、激しく批判した件の補足と、続報です。
1)<続報>=1月30日の『琉球新報』に続いて『沖縄タイムス』が、改めて『産経』が報じた「美談」そのものが不確実情報にすぎなかったことを証明し、県紙2紙を批判した『産経』に反論する記事を昨日2月1日に掲載しました。
2)<補足>=沖縄の県紙2紙は偏向しているとの『産経』の論調に同調していた石垣島の地方紙『八重山日報』が、昨年4月から沖縄本島にも進出してきています。
その『八重山日報』が『産経』本紙での記事掲載の前日(10月11日)に、高木記者による「美談」強調と県紙2紙批判の長文記事を掲載していました。
従って『八重山日報』も、誤報と他紙に対する誹謗中傷の責任を問われることになります。
3)ちなみにこの『八重山日報』の記事は、高木記者が10月9日にインターネットの「産経ニュース」に掲載したのとほぼ同文のものです。
4)『産経』本紙に載ったのは10月12日の紙面です。提携関係にあるとは言え、この件は『産経』の独自ダネなのですから、普通に考えれば順序が逆です。
5)意気投合した『八重山日報』の編集長が高木記者の”特ダネ”を『産経』本紙が載せないわけにはいかないように、状況を作ったのか、あるいは高木記者自身が画策した可能性もあります。
6)『産経』本社があまり乗り気でなかった様子は、10月12日の記事が同紙得意の県紙批判を見出しに掲げているのに、目立つ第1面や社会面ではなく、中面のしかもページの下の方の掲載であったことなどから伺えます。
7)それに、11日の『八重山日報』記事にあった「『報道しない自由』を盾にれからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」という、過激な表現を、12日の記事にでは使っていません。本紙掲載に際して手直しをしているわけです。
8)それでも高木記者にしてみれば得意満面、提携している『八重山日報』の編集長も「してやったり!」の気分だったのでしょうが、今や”地獄の攻め”を周囲から浴びせられているのではないかと、想像されます。
9)『産経』は今後について、「報道しない自由」を言うわけにもいかず、「必要と判断した場合は記事化します」と、他紙からの取材に答えているようです。
2月2日現在、訂正や謝罪はされていません。いつするのか、要注目です。
2月1日発売の『正論』3月号では、どうなっているでしょうか。今、沖縄にいて同誌の確認をできないのが残念です。
以上 文責は高嶋です。
みなさま 高嶋伸欣です
『産経』の那覇支局高木桂一記者が、昨年10月1日の沖縄高速道路での事故で、日本人負傷者の救出をした後に自分が後続車によって重傷を負ったという米兵の話題を、裏どりをしないまま「美談」としてネットの「産経ニュース」や『産経』本紙で報道し、それが事実上の誤報であるのに同「美談」を報道しない沖縄の2紙を、激しく批判した件の補足と、続報です。
1)<続報>=1月30日の『琉球新報』に続いて『沖縄タイムス』が、改めて『産経』が報じた「美談」そのものが不確実情報にすぎなかったことを証明し、県紙2紙を批判した『産経』に反論する記事を昨日2月1日に掲載しました。
2)<補足>=沖縄の県紙2紙は偏向しているとの『産経』の論調に同調していた石垣島の地方紙『八重山日報』が、昨年4月から沖縄本島にも進出してきています。
その『八重山日報』が『産経』本紙での記事掲載の前日(10月11日)に、高木記者による「美談」強調と県紙2紙批判の長文記事を掲載していました。
従って『八重山日報』も、誤報と他紙に対する誹謗中傷の責任を問われることになります。
3)ちなみにこの『八重山日報』の記事は、高木記者が10月9日にインターネットの「産経ニュース」に掲載したのとほぼ同文のものです。
4)『産経』本紙に載ったのは10月12日の紙面です。提携関係にあるとは言え、この件は『産経』の独自ダネなのですから、普通に考えれば順序が逆です。
5)意気投合した『八重山日報』の編集長が高木記者の”特ダネ”を『産経』本紙が載せないわけにはいかないように、状況を作ったのか、あるいは高木記者自身が画策した可能性もあります。
6)『産経』本社があまり乗り気でなかった様子は、10月12日の記事が同紙得意の県紙批判を見出しに掲げているのに、目立つ第1面や社会面ではなく、中面のしかもページの下の方の掲載であったことなどから伺えます。
7)それに、11日の『八重山日報』記事にあった「『報道しない自由』を盾にれからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」という、過激な表現を、12日の記事にでは使っていません。本紙掲載に際して手直しをしているわけです。
8)それでも高木記者にしてみれば得意満面、提携している『八重山日報』の編集長も「してやったり!」の気分だったのでしょうが、今や”地獄の攻め”を周囲から浴びせられているのではないかと、想像されます。
9)『産経』は今後について、「報道しない自由」を言うわけにもいかず、「必要と判断した場合は記事化します」と、他紙からの取材に答えているようです。
2月2日現在、訂正や謝罪はされていません。いつするのか、要注目です。
2月1日発売の『正論』3月号では、どうなっているでしょうか。今、沖縄にいて同誌の確認をできないのが残念です。
以上 文責は高嶋です。