韓国と北朝鮮の閣僚級会談を受けたモゲリーニ上級代表の声明
09/01/2018 - 19:47
EU News 4/2018 ブリュッセル
<日本語仮訳>
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。
「本日、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の間で開催されたハイレベル会談は、南北関係の改善に向けた前向きな一歩を示す、明るい兆候である。われわれは、来月、韓国・平昌で開催される冬季五輪への北朝鮮代表団の参加および、信頼醸成と朝鮮半島の緊張緩和の一助となりうる、軍事当局者会談の開催について共同発表が行われたことを歓迎する。
われわれは、本日の会談や想定される韓国・北朝鮮間のさらなる交流が、朝鮮半島の平和と安定に向けた基盤となり、また北朝鮮が同半島の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化の追求を目指したより広範で信頼に足る、意味ある対話を行うための素地を作ることを願っている」
EU、対北朝鮮制裁対象リストを最新の国連安保理決議に沿って拡大
08/01/2018 - 16:00
EU News 3/2018
<日本語仮抄訳>
欧州連合(EU)理事会は、国連安全保障理事会決議第2397号(2017年)が科す新たな制裁の一部を置換し、16人の個人と1機関(人民武力省、MPAF)を、資産凍結および渡航制限の対象に追加した。
同決議は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核兵器と弾道ミサイルの開発計画を継続し、従前の国連安保理制裁を甚だしく軽視していることへの対応として、2017年12月22日に採択された。
この決定により、対北朝鮮制限措置対象の総数が、国連の対象リストにあるとおり、79個人と54団体・機関となった。それに加えて、EUは41個人と10団体・機関を自主的に指定している。