北海道・発電機窃盗
漁協「朝鮮総連側が被害弁済申し出」
毎日新聞 2017年12月22日 21時16分
窃盗容疑で逮捕の北朝鮮船長ら3人の弁護士から
北海道松前町の無人島・松前小島で発電機を盗んだとして、北朝鮮の木造船の船長ら3人が窃盗容疑で逮捕された事件で、被害を受けた同町の松前さくら漁協は22日、容疑者の弁護士から被害弁償についての協議の申し出があったことを明らかにした。弁償は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の意向といい、漁協側は25日以降に協議に応じるという。
同漁協が松前小島で管理する避難小屋では、発電機やボイラーが壊されていたほか、燃料や管理人の私物の家電製品などもなくなっており、被害総額は約700万円とみられている。佐藤正美組合長は「皆が漁で使っている小屋だから早く元通りにしたい。(被害弁償が)どうなるか分からないが話し合いはしたい」と語った。