迷い込んだ?「冬の使者」 豊後高田市にオオハクチョウ1羽飛来
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豊後高田市内にオオハクチョウ1羽が飛来した。10日は市中心部の桂川を優雅に泳いだりしていた。専門家によると、この時季に越冬のため大陸から日本に渡ってくるが、九州で確認されるのは珍しいという。予期せぬ「冬の使者」を市民も温かく見守っている。水面から飛び立つオオハクチョウ=8日、豊後高田市の桂川
市内の田んぼなどで8日から目撃されている。日本野鳥の会員で福岡県鳥獣保護管理員の岩本光徳さん(70)=北九州市=は「くちばしの黄色い部分が広いのがオオハクチョウの特徴。西日本では島根県の宍道湖(松江市)によく飛来するが九州ではあまり例がない。渡り中に群れからはぐれたのではないか」。
30年以上野鳥の写真を撮り続けている大石忠昭さん(75)=豊後高田市玉津=は「オオハクチョウの写真を初めて収めることができ、驚いている。このまま越冬してもらいたい」と話した。
2017年11月11日大分合同 夕刊