建設アスベスト被害、2社に責任 国と合わせ3億円賠償命令  2017年10月24日 19時42分
 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み肺がんなどになったとして、神奈川県などの建設労働者や遺族61人が国と建材メーカー43社に約16億7千万円の損害賠償を求めた第2陣集団訴訟の判決で、横浜地裁は24日、国とメーカー2社に対し、計約3億円を原告39人に支払うよう命じた。
 全国6地裁で起こされた同種訴訟で企業側の責任を認めたのは京都地裁に続き2例目で、2社はニチアス(東京)とノザワ(神戸市)。国への賠償命令は6例目となる。
 判決は、国とメーカーの賠償対象が8人。国のみが29人。メーカーのみが2人となった。(共同)
■2017-10-24 
 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み肺がんなどになったとして、神奈川県などの建設労働者や遺族が国と建材メーカー43社に計約16億7千万円の損害賠償を求めた第2陣の集団訴訟で、横浜地裁(大竹優子裁判長)は24日、国と一部メーカーに賠償を命じる判決を言い渡した。

■<建設石綿訴訟>国と建材メーカー2社に賠償命令 横浜地裁

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み健康被害を受けたとして、建設労働者とその遺族61人が国と建材メーカー43社に損害賠償を求めた集団訴訟の判決で、横浜地裁(大竹優子裁判長)は24日、国と建材メーカー2社の責任を認め、総額約3億6800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。メーカーの責任を認めたのは昨年1月の京都地裁判決に続いて全国2例目。
10/24(火) 毎日新聞