10/23(月) 2:26配信 BuzzFeed Japan
「情報が少なすぎる」台風21号で大和川などが氾濫。避難者の叫び
22日午後の大和川の様子。ここからさらに水位は上がっている
近畿地方に上陸した台風21号の影響で、各地で河川が氾濫、もしくは一歩手前の段階の氾濫危険の段階に達するなど、水害が懸念される状況になっている。BuzzFeed Newsは避難指示を受けて近くの小学校に避難している男性に話を聞いた。
10月23日午前1時現在、奈良県、三重県にまたがる名張川、宇陀川、奈良と大阪を流れる大和川が氾濫。危険な状態だが、選挙報道に各社が時間を割いていることもあり、通常の災害時よりも、避難情報や被害状況が届きにくい状態だ。
各地で避難指示が出る中、大和川流域の奈良県磯城郡在住で、三宅小学校に避難した片山新介さんに話を聞いた。
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現在、氾濫危険水域に達したということで在住地域全体に避難指示が出て、小学校に避難している状態です。
近所は農家が大半ですが、田んぼはすべて水に浸かっています。まるでため池のように水が溜まり、避難している小学校のグラウンドも水浸しの状態です。川の状況は一進一退、ギリギリで氾濫が抑えられているような状況です。
このあたりに住んで8年になりますが、あんな川の表情を見たのは初めて。消防団、パトカー、警備員が橋の近くを巡回、待機し、物々しい雰囲気でした。
避難所はざっと見たところ、200~300人といったところでしょうか。ニュースで一切報じられないので、情報量が少なすぎる状況です。ひょっとすると、まだ自宅で待機している人もいるのかもしれません。
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最新の情報は気象庁のホームページや、国土交通省の「川の防災情報」、Yahoo! 天気・災害情報などから確認できる。
大和川の下流域は大阪府堺市など人口密集地が連なる都市部。さらに低地ということもあって、被害の拡大が懸念されている。
車流され1人救助=数台が不明か―大阪
10/23(月) 1:53配信 時事通信
22日午後5時20分ごろ、大阪府岸和田市大沢町の府道で、車を運転していた男性(66)から「車が水没した。助けてほしい」と110番があった。
すぐそばの牛滝川で、消防隊員が木につかまっている男性を発見し救助した。男性にけがはなかった。他に車数台が流された可能性があり、府警岸和田署などが確認を急いでいる。
岸和田で車水没し女性1人不明 台風21号で冠水
NHK衆院選アルバイト男性も
毎日新聞10/23(月) 21:56配信
三重県度会町鮠川(はいかわ)では23日朝、県道脇ののり面に乗用車が転落しているのが見つかり、車内から同県玉城町久保、山口貴大さん(29)の遺体が発見された。県警伊勢署によると、現場道路は台風の影響で約3メートル冠水。山口さんが水没した車中に閉じ込められたとみて調べている。
NHK名古屋放送局広報部によると、山口さんはNHK津放送局が選挙の開票報道の一部を委託した会社のアルバイト従業員で、22日は衆院選の出口調査や開票取材を行っていたという。
NHK名古屋放送局広報部によると、山口さんはNHK津放送局が選挙の開票報道の一部を委託した会社のアルバイト従業員で、22日は衆院選の出口調査や開票取材を行っていたという。
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接近してから
- 大規模な災害が想定される場合には、一人ひとりが「自分たちの身は自分たちで守る」という意識のもと、例え避難勧告が出ていなくても、早めに安全な場所へ避難するなど防災意識を高めることが重要です。
- 台風が近づいたら絶対にやめましょうhttp://az416740.vo.msecnd.net/images/contents/docs/note/typhoon/img_detail_18.jpg
- 用水路の見回りは絶対にやめましょう
- 増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られる恐れがあります。
- 海岸の見回りは絶対にやめましょう
- 波打ち際や防波堤など海岸周りでは高潮の恐れがあります。
- 屋外での作業は絶対にやめましょう
- 暴風や突風にあおられて転倒する危険があります。
- 外出は控える
- 台風が接近している間は、大雨や強風による事故に巻き込まれないように、なるべく外へ出ないようにしてください。特に夜間は外出を控えてください。
また車での避難には注意が必要です。20㎜/h以上の降水量でワイパーは効かず、ブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)可能性があります。
- やむを得ず外出している場合は・・・
- 外出先、とりわけ地下空間は、雨の強さや天候の急変が分かりにくいうえ、地上が冠水すると一気に水が流れ込み、地上に避難することが困難になる恐れがあります。特に地下空間を利用する方は、早めの避難を心がけてください。
- 危険な土地では早めに避難する
- 山や丘を切り開いて作られた造形地、河川が山地から平野や盆地に移る扇状地、山間部・海岸付近・河川敷は大雨や洪水、土石流に特に警戒が必要な土地です。
集中豪雨などによって、がけ地や傾斜地では山崩れが発生する恐れがあります。樹木の少ない山間部では、土石流の危険をはらんでいるので注意が必要です
また河川敷では水位の変化に注意し、異変を感じたら、いつでも避難できるようにしましょう。
- 避難勧告に従う
- 防災機関などからの避難準備情報に注意し、市町村から避難勧告や避難指示があったら、すぐに動けるように準備して、すばやく避難してください。また、避難勧告が出されていなくても、危険を感じたら、自主的に避難するようにしてください。
- 都会での避難は・・・
- 都会では遠くの避難場所へ避難するより、隣近所の二階以上の頑丈な建物に避難させてもらうほうが安全な場合もあります。避難する場合は、周囲の状況なども総合的に判断し、行動するようにしましょう。
- 避難の前には火の元の確認をする
- 避難する際には、火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しましょう。
- 避難するときは軽装で
- 避難の際は持ち物を最小限にして、両手を自由に使えるようにしておきましょう。
福岡空港で停電=高圧線が断線
22日午後9時ごろ、福岡市の福岡空港で停電があり、管制システムがダウンし、航空機の離着陸が一時できなくなった。国土交通省福岡空港事務所によると、停電は約4分間で、航空機の欠航や遅延など約20便に影響が出た。
九州電力によると、停電は高圧線が断線したためで、台風の強風による飛来物の影響とみている。(2017/10/23-01:43)足場倒れ、男性死亡=通行中、台風影響か-福岡
足場倒れ、男性死亡=通行中、台風影響か-福岡
22日午後4時50分ごろ、福岡市東区千早の病院の建設現場で、「足場が倒れ、人が巻き込まれている」と複数の目撃者から110番があった。近くを歩いていた福岡県須恵町須恵、無職平嶋雅男さん(63)が倒壊した足場の下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。
〔写真特集〕東京・工事現場の足場倒壊
県警東署は台風21号による強風の影響なども含め、倒壊の原因や詳しい状況を調べている。
同署によると、足場は高さ、幅とも20メートル以上あり、縦横に組まれた状態のまま倒れたという。平嶋さんの死因は胸部圧迫による窒息死だった。(2017/10/22-23:55)
■福知山市で再び由良川氾濫
台風21号の接近に伴う大雨で、京都府福知山市大江町や石原、戸田、土などで多くの家屋が浸水した。地区一帯が水につかった石原周辺では、23日朝から住民が様子を見に訪れ、「またか」と肩を落とした。市全域に避難勧告が出たほか、由良川が福知山観測所で氾濫危険水位の5・9メートルを超過。由良川中流域と大江を含む下流域に、避難指示(緊急)が発令され、サイレンの音が鳴り響いた。水位は23日午前4時30分時点で7・39メートルに到達した。
21日夜に災害警戒本部を設置した福知山市は、22日午後0時30分に市全域(3万6152世帯、7万9144人)に対し、避難準備・高齢者等避難開始を発令、市内全49カ所に広域避難所を開設。このあと市全域に避難勧告、由良川中流、下流域に緊急の避難指示を出した。
降水量は、23日午前7時現在までの48時間に、市北部の坂浦で270ミリ、市街地の荒河で238ミリを記録。大江町河守新町、北有路、関など、また石原、戸田、土地区などでも、道路や多数の家屋が浸水した。
さらに下天津の1世帯で、裏山が崩れて家屋内に土砂が流入。当時、在宅していた住民2人は無事だったといい、三岳の親戚宅に避難した。
戸田、石原、土方面は浸水する住宅や畑などが多かった。戸田に通じる府道524号は車両通行止めとなり、早朝から立ち往生する車もあった。
2013年の台風18号で、自宅と近くの倉庫が浸水被害に遭ったという土の男性は「深夜にも様子を見に来ました。13年の時より水は低いけれど、土がこんなに混ざっているのは初めてだと思う」と話していた。
最大瞬間風速は25・7メートル(23日午前4時27分)を記録。強風の影響で倒木なども多発し、22日午後4時45分ごろには、JR山陰線で福知山発京都行き特急「きのさき18号」が、前田と石原で相次いで倒木と接触したが、乗客33人にけがはなかった。
交通関係でも、冠水が相次いだ。市街地から大江町に抜ける道路は、由良川左岸の国道175号、右岸の府道舞鶴福知山線ともに冠水し、通行止めに。旧中丹広域農道(市道上荒河観音寺線)も、通れなくなっている。
このほか大江町関の府道綾部大江宮津線で道路が陥没し、22日午後9時40分ごろ水道管が破損。同町関、河守、公庄方面の約665世帯で断水が発生した。現在は復旧が進み、午前7時時点で断水は10世帯程度となっている。
両丹日日新聞社
■<台風21号>各地で猛威 5人死亡1人不明
10/23(月) 13:26配信 毎日新聞
超大型の台風21号により、全国で計5人が死亡し、1人が行方不明になるなど各地で被害が出た。近畿では、大阪市東住吉区で80代男性が暴風で飛ばされたシャッターの下敷きになって死亡。ほかにも転倒するなど計9人が重傷を負った。
【写真特集】冠水した住宅街、座礁し傾いた貨物船
和歌山県では大雨による影響が特に大きく、22日午後8時半には紀の川市西脇で民家に土砂が流れ込み、住人の夫婦2人が巻き込まれた。女性(75)は救出されたが、同居する夫(82)は23日午前に意識不明の状態で見つかった。また、22日午後9時ごろには、海南市扱沢の県道(幅約8メートル)が長さ約20メートルにわたって陥没。約200メートル離れた同じ県道ののり面も長さ約30メートルにわたって崩れ、県警によると、パトカーを含む車両32台が陥没箇所と土砂崩れに挟まれて立ち往生した。計65人が一時孤立したが、全員無事に避難した。
茨城県では22日午後6時ごろ、常陸太田市里野宮町の里川にアユを取りに出かけた同市内の男性(61)の家族から「(男性が)帰ってこない」と119番があった。警察や消防は増水した川に流された可能性があるとみて、23日朝から下流域などを捜索している。
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和歌山県では大雨による影響が特に大きく、22日午後8時半には紀の川市西脇で民家に土砂が流れ込み、住人の夫婦2人が巻き込まれた。女性(75)は救出されたが、同居する夫(82)は23日午前に意識不明の状態で見つかった。また、22日午後9時ごろには、海南市扱沢の県道(幅約8メートル)が長さ約20メートルにわたって陥没。約200メートル離れた同じ県道ののり面も長さ約30メートルにわたって崩れ、県警によると、パトカーを含む車両32台が陥没箇所と土砂崩れに挟まれて立ち往生した。計65人が一時孤立したが、全員無事に避難した。
茨城県では22日午後6時ごろ、常陸太田市里野宮町の里川にアユを取りに出かけた同市内の男性(61)の家族から「(男性が)帰ってこない」と119番があった。警察や消防は増水した川に流された可能性があるとみて、23日朝から下流域などを捜索している。
■台風21号、死者6人に 記録的豪雨、80人以上重軽傷
2017年10月23日19時59分
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最終更新:10/23(月)