2017-10-15
栃木県那須町で3月、登山講習会に参加した県立大田原高山岳部の生徒ら8人が雪上歩行訓練中、雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、県教育委員会が設けた第三者の検証委員会は15日、最終報告書を公表した。
大田原高の班の引率教員について「斜面を進むに従い雪崩の危険性を認識し得たはずで、予見可能性はあったと考えられる」と指摘。
事故の最大要因として、講習会を実施した県高等学校体育連盟登山専門部の「危機管理意識の欠如」を挙げた。
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この痛ましい事件(当会は、単なる事故ではなく事件であると判断)の「最大要因」について、県教育委員会が設けた第三者の検証委員会は15日、最終報告書を公表した。
事件の最大要因として、『講習会を実施した県高等学校体育連盟登山専門部の「危機管理意識の欠如」』、を挙げたが、『県教育委員会が設けた第三者の検証委員会』は、完全に県教育委員会から独立している検証委員会なのだろうか?
人権の問題について、日本国憲法とともに、憲法98条第2項で遵守義務を定めている国際人権規約(市民的政治的権利に関する国際規約(自由権規約)・経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約))、こどもの権利条約、拷問等禁止条約等に照らして検討を行ったのであろうか?