沖縄で米軍ヘリCH53炎上 「東村高江で墜落」と通報
11日午後5時35分ごろ「東村高江の集落に米軍機が墜落したもよう」と、沖縄県の国頭(くにがみ)地区消防本部に119番通報があった。防衛関係者から県警に入った情報によると、米軍の大型輸送ヘリCH53が高江に墜落したとみられる。
琉球新報休【号外】
高江 米軍ヘリ墜落 CH53 民間地で炎上
2017年10月11日
国頭地区消防本部によると、11日午後5時35分ごろ、「東村高江で米軍機が墜落炎上している」という通報があった。
沖縄防衛局によると、墜落したのはCH53大型輸送ヘリコプターという。けが人の情報はない。
東村などによると、墜落したのは米軍北部訓練場近くの民間地で、高江の車地区の牧草地。午後6時半現在、米軍ヘリが墜落現場の上空を旋回し、消火活動に当たっている。
住民提供の写真では、炎と黒煙が上がっている様子が確認できる。
東村高江に住む伊佐育子さん(57)は「黒煙が牧草地から上がっているとの連絡を受け、現場に駆け付けた。
米兵がいっぱいいた。高江公民館からわずか2キロ先だ。政府に対し、私たちの命を何と思っているのかと怒りでいっぱい。
これ以上(米軍機を)飛ばすことはしないでほしい」と話した。
米軍機は県内でたびたび墜落事故を起こし、県民の不安や懸念が高まっている。
最近では昨年12月、名護市安部で米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが墜落した。
2013年、キャンプ・ハンセンでHH60救難ヘリが墜落。
2004年には宜野湾市の沖縄国際大学に海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターが墜落した。
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