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2017年9月27日
【モスクワ共同】
ロシアのプーチン大統領は27日、同国が批准した化学兵器禁止条約に沿って、国内に残っていた化学兵器の廃棄を完了したと発表した。一方で「米国は財源不足を理由に廃棄期限を3度にわたって延期し、義務を果たしていない」と批判。他国に履行を促した。
また「歴史的事件」で、「他国の手本になる」と自賛した。ただ、条約は当初、原則として2007年までの化学兵器全廃を定めており、ロシアも期限を延期してきた。
プーチン氏はさらに「戦略的均衡を壊そうとし、軍拡競争を再開することの危険性をよく理解している」と述べ、米国をけん制した。