9/26(火) 朝鮮日報日本語版

 開催までわずか4カ月となった平昌冬季オリンピックを前に、韓国外交部(省に相当)は韓半島(朝鮮半島)の緊張状態に対する各国の不安を払拭させるため、外交面で先手を取って安全をアピールすることを決めた。

 ある韓国政府関係者は25日「最近、北朝鮮と米国が互いへの非難を繰り広げている影響で、ヨーロッパの各国を中心に平昌冬季オリンピックへの不参加を検討する動きが出始めている」「このような不安が広がらないよう、各国にはしっかりと説明する方針だ」と明らかにした。外交部は室長・局長級の会議でもすでにこの方針を伝えたという。

 「北朝鮮リスク」によって平昌冬季オリンピックへの不参加を検討する動きはフランスから始まった。フランスのフレッセル・スポーツ相は21日(現地時間)に現地のラジオ番組で「(韓半島)情勢が悪化しているため、もし安全が保障されないならフランス代表チームは(オリンピックに)参加しないこともあり得る」と述べたことが報じられた。さらにドイツやオーストリアのオリンピック委員会も「状況が悪化した場合、選手の安全を強く懸念している」と述べたと伝えられている。