習志野市民会館:4月29日「大久保地区公共施設再生事業に関する市民説明会」予定会場は、「アスベストレベル2」で、未対策措置施設
習志野市長
習志野市 政策経営部長
同 政策経営部 資産管理室長
同 政策経営部 資産管理課 資産管理課長
習志野市 教育委員会 教育長
2017年4月28日
プロジェクト ピースナイン
習志野市アスベストセンター
代表 垣内つね子
私たちは昨年来、市内すべての公共施設におけるアスベスト問題について調査を開始し、2016年12月21日および先月3月8日、習志野市内でアスベスト講習会を開催し、これらを踏まえて習志野市長及び習志野市教育長に要請(3月30日)し、同日記者会見を行っています。
習志野市が、4月29日「大久保地区公共施設再生事業に関する市民説明会」の会場としている習志野市市民会館は、文部科学省が平成26年から実施している、平成26年7月14日付26文科施第197号対応・習志野市教育委員会提出、平成28年10月1日時点煙突用断熱材使用状況調査票等「学校施設等における石綿含有保温材等の使用状況調査(特定調査)対象施設です。
この市民会館には平成26年10月1日時点「煙突用断熱材使用煙突状況調査票(特定調査)(保有状況)報告書」において、煙突用断熱材使用煙突(建築年昭和48年、建物一体型、煙突の長さ24m)が1本有り、その報告書において、「アスベスト対策措置状況は『未』」と報告しています。
昨年(2016年)北海道札幌市及び函館市の小学校等において、2014年(平成26年)の文科省通知に基づく石綿関連の調査を怠り、石綿を含む断熱材が煙突内から落下していたにもかかわらず、煙突の劣化状況の調査を怠り、アスベストの飛散を放置していた問題が発覚したため、文科省は再度、全教育委員会対象に、劣化状況を調査しその対策を行うよう繰り返し通知しています。
しかし、この間の私たちの調査の結果、習志野市教育委員会は、市民会館の煙突の劣化状況について調査していないことが明らかになりました。
よって、習志野市が4月29日「大久保地区公共施設再生事業に関する市民説明会」の会場と予定している市民会館は、市民にアスベストを暴露させる危険があるため、市民会館を説明会の会場としてはなりません。
以上