知事「規制委は合理的説明を」
柏崎原発敷地に活断層の可能性

 東京電力柏崎刈羽原発の敷地内外の断層が火山灰分析結果によって活断層と見なされる可能性がある問題を巡り、米山隆一知事は25日の記者会見で、柏崎刈羽原発の審査を担う原子力規制委員会に対し「合理的な説明を求める」と述べた。

 知事は会見で「新規制基準に対する適合性は科学的に判断するしかない」と指摘し、断層問題に関して科学的検証に基づく議論を求める考えを示した。

 この問題は、東電が活動性を否定している断層について、県内の地質学の専門家らによる研究グループが火山灰を分析した結果、活断層と見なされる可能性があると結論付けた。東電は「私たちの主張に問題はない」としている。

新潟日報 2017/04/26