2016年のベルギー同時テロから1年を受けたユンカー欧州委員会委員長の声明
EU News 55/2017
2017/03/22
ブリュッセル
ブリュッセル
欧州委員会のジャン=クロード・ユンカー委員長は本日、以下の声明を発表した。
「全欧州が嘆き悲しんだ2016年3月22日の恐ろしいテロ事件から1年が過ぎても、犠牲者の記憶は我々の心に今も、また未来永劫に残るであろう。我々の同僚であったパトリシア・リッゾをはじめとする、失われた命の一つひとつ、負傷者が耐えなければならなかった苦痛および彼らの家族や親族の苦悩に思いを馳せるとき、深い悲しみにくれる。彼ら一人ひとりに心中より哀悼の意を表したい。
これらの忌まわしいテロ攻撃は、欧州の心臓であるベルギー、われわれが互いに仲良く暮らす、多言語で多国籍な都市である首都ブリュッセルを標的にした。この前代未聞で不可解な暴力に直面したとき、ベルギーやブリュッセルに暮らすわれわれは、全ての欧州の人々の支えを受け、断固たる態度で、希望を失わないことを選択した。この厳しい試練の間、欧州の人々は、世界各地でわれわれの安全と平和を脅かすテロとの戦いに団結した。何があろうともわれわれの価値と数々の自由を守る決意を示した。
これゆえに、テロリストは失敗したのである。われわれは、憎しみと暴力に対し、民主主義と多様性の中の平和的共存を守るために新たな決意をもって対抗したのだ。われわれは、欧州の人々が大切だと考える高尚な理想に基づいて未来を築く必要がある。これは、このテロ攻撃の犠牲者一人ひとりへの義務である」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
ロンドンでのテロ事件を受けたユンカー欧州委員会委員長の声明
EU News 56/2017
2017/03/22
ブリュッセル
ブリュッセル
<日本語仮訳>
欧州委員会のジャン=クロード・ユンカー委員長は本日、以下の声明を発表した。
「今夜、思いをロンドンに、そして犠牲者の家族、帰路にある人々、愛する者と連絡を取ろうとする英国と世界の人々、普段と同じように今夜も勇敢に働く救急隊関係者に馳せている。
本日は、ブリュッセルとベルギーの人々が同様の痛みを味わい、英国と英国民の弔意と連帯に支えられてから1年が経った日である。この感情的なときに、欧州委員会のわれわれは、ただあの弔意を倍にして送り返すことしかできない。
英国は末永くわれわれのパートナーと友人であり、テロとの戦いにおいて今後も手を携えていく相手である。欧州の人々は力を合わせることで、愛が憎しみに、また寛容が恐怖に打ち勝つことを示し続けるであろう」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。