小池都知事、闇金業者の愛人の着物でリオ閉会式に 未記載のブラックマネー問題


■愛人の着物を着用
 実は、小池都知事の場合、闇金業者から世話をされていたのは、パーティ券だけではなかった。

「小池さんは、父親と知り合った翌年の13年1月、和装議連のメンバーとして国会に初登院するときにもリオの閉会式での着物を着ていました。実は、元を正せば、あの着物は父親の10年来の愛人のものだったのです」(同)

 闇金業者の愛人とされる女性は60代で、着物の着付け師をし、礼儀作法の講師としてメディアに取り上げられたこともあるという。

「会社は、4階建ての持ちビルに入っていたのですが、父親はそのうちの3階部分を愛人に貸していました。小池さんは、父親を通じてその女性と縁ができると、皇居に招かれたときなども、タダで着付けをしてもらうようになっていました」(同)

 結局、世界中から注目された晴れの舞台に、小池都知事はいわくつきの着物で登場していたわけなのだ。
「着付けは、小池先生の方からお願いされましたけど、私もオリンピックには行ってみたかったので、旅費は自腹です。航空チケットは旅行会社で予約したら、偶然、往きも帰りも小池先生と一緒になりました」(同)

 少なくとも、帰りはチャーター便だったから、“偶然”はあり得ないのだが……。
■「適正に処理しています」
 闇金業者に、パーティ券を買ってもらっていた政治家はどうか。

 小池都知事と同じく、政治資金規正法によるパーティ券の上限違反及び虚偽記載が疑われる、石破前地方創生相、下村元文科相、太田前国交相らは口を揃えて、「適正に処理している」と回答した。

 最後に、小池都知事は、

「石破氏が武運つたなく総裁選に落選された後、その方を自宅にご招待したかどうかについては、来客が多く、約4年前のことで日程表も残っておりません。その方がご挨拶にいらっしゃったかも知れませんが、自宅においてお客様のための調理をすることはありません」

 パーティ券についても、

「政治資金規正法に基づき、適正に処理しています」

 と、闇金業者の長男の証言を真っ向から否定する。

 しかし、貸金業を指導監督する立場でありながら、小池都知事は無登録の高利貸しと付き合い、色々な便宜を図ってもらっていたのは間違いないのだ。

 ブラックボックスは、一体、誰なのか。

特集「クリーンな女性都知事に未記載のブラックマネー!? 都知事『小池百合子』と闇の高利貸し」より