ライチョウ
 
キジ目ライチョウ科。
全長約37センチ。
国の特別天然記念物。
種の保存法に基づく国内希少野生動植物種。
環境省レッドリストで絶滅危惧1B類。
1980年代の生息数は信州大の調査で推定約3000羽だった。
世界では北極圏を中心に分布する。
日本産は最終氷期後に高山に取り残された「遺留種」とされ、世界分布南限の亜種。
 
 雷鳥の名の由来
 ライチョウは『らいの鳥』として、西暦1200年頃の記録に残っているそうです。
日本名で「雷鳥」と書くのは、雷よけ火災除けの鳥とか.....
天敵から身を護るために、霧や雷雨で視界の良くないときに出てくることから雷鳥と書き、
古代山岳信仰者は雷鳥を『神の使者』ともいう.....
「山は神々が鎮座する霊山」といった古代山岳信仰は、霊山にすむライチョウを「霊鳥」、
あるいは「神の使者」として、信仰と結びつけていた。
 
明治43年 「保護鳥」に指定されて狩猟禁止
大正12年 「天然記念物」に指定
昭和30年 「特別天然記念物」に指定
昭和40年 「特殊鳥類」に指定