◆ 大阪市立中学校教職員のみなさまへ
   ~D‐Tacから
 - グループZAZA


 D-TaC~「君が代」処分撤回!松田さんとともに~では、「戦時中の教育の誤りを繰り返すな!『君が代』強制を止めよう!12/23学習交流のつどい」を計画し、その催しを知らせる手紙を、大阪市の教職員のみなさんに届ける取り組みをおこなっています。
 つどい」の案内は以下のアドレスで見ることができます。

 手紙は以下です。

 大阪市立中学校教職員の皆さま
 突然のお手紙、失礼いたします。

 大阪市立中学校にお勤めのみなさんに、このお手紙を出させてもらっています。

 私たちは「D-TaC(Democracy for Teachers and Children~「君が代」処分撤回!松田さんとともに~)」という市民団体です。


 2015年3月の卒業式で、大阪市立中学校教員の松田さんは、かつてアジア諸国を侵略していった戦争のシンボルとしての「君が代」の起立・斉唱はできないと起立・斉唱の職務命令に従いませんでした。
 松田さんは、生徒たちが「君が代」の歌詞の意味もきちんと教えられず、毎年1月に出される「教育長通知」で生徒たちが「しっかりと国歌が斉唱できるよう指導する」という『調教教育』の一端を担うことはできないと職場をはじめ、いろいろな場で問題提起し、声をあげてきました。
 しかし、教育委員会は、松田さんの問題提起に応えようともせず、5月13日に「戒告処分」を強行しました。

 私たちは、松田さんが、とりわけ大阪府・市において「国旗国歌条例」「職員基本条例」という「3回同一内容の処分で解雇(起立斉唱を3回拒否すれば解雇)」という全国的にも突出した処分と脅しのパワハラ条例のもとでも、「おかしいことには黙って従えない」と声を上げ、立ちあがっている想いに共感し、昨年の7月13日に「D-TaC」という市民団体を結成しました。
 D-TaCのこれまでの活動は、同封のチラシの裏面に記載しております。ぜひ、お読みください。

 日々、生徒たちと接し、熱心に教育活動に励まれている教職員の皆さんには本当に頭が下がります。しかし、年々競争や目に見える成果が強調され、生徒たちも教職員の皆さんも追い立てられ本来の教育がどこかに置き忘れられているような気がします。

 2018年度から「給与制度」も大きく変えることが市教委より提案されています。《「2級」の大幅賃下げや「新3級」(新たなキャリアステージ)の設置など》

 ますます、教職員を分断と競争に追い込む大改悪だと危機感を募らせています。

 今、自衛隊が南スーダンの「駆けつけ警護」で、まさに武器をもって、「殺し・殺される」状況におかれようとしています。かつて、教職員の先輩方が「教え子を再び戦場に送るな」と立ち上がったこのことばが、今こそ重く私たちに問いかけてきているのではないでしょうか。

 別紙案内の学習集会を持ちまして、ぜひ、戦時中教育はどんなものだったのか、直接体験された方のお話を聞く貴重な場ですので、ぜひ、多くの教職員の皆さんのご参加をお願いいたします。そして、戦時中の教育の誤りを繰り返させないために、今何ができるか一緒に考えましょう。

 ★私たち「D-TaC」へご意見をぜひ、Eメール:dtac@aol.jp までお寄せください。

 ★また、「D-TaC」の活動にご賛同いただけましたら、カンパ等ご協力もよろしくお願いします。( 郵便局 00910-1-331966 「D-TaC」。なお、会の年会費は1000円です。)

 D-TaC:Democracy for Teachers and Children~「君が代」処分撤回!松田さんとともに~
 Eメール:dtac@aol.jp
 〒534-0024 大阪市都島区東野田町4-7-26-304  Tel :090-1914-0158

『グループZAZA』(2016-11-17)
http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/523914aa8754cc513d21876303f076ea