★ アメフト選手の国歌起立斉唱拒否をオバマ大統領が擁護!
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Colin Kaepernick's actions have "generated conversation", said Mr Obama
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Colin Kaepernick's actions have "generated conversation", said Mr Obama
アメリカでちょっとした話題になっているのが、NFLのスター選手が、8月26日、9月1日と試合前の国歌斉唱場面で、人種差別と警官の暴力行為に抗議して、起立斉唱しなかった行為です。
この行為に賛否両論渦巻く中で、9月5日オバマ大統領自らが、中国杭州G20首脳会議後の記者会見で、この選手の行動を「表現の自由」の問題であるとして擁護する発言をしました。
民主主義を前に進めるために必要なのは「行動する国民」だ、というリーダーの発言は貴重です。
『BBC』(2016年09月06日)は、以下のように報じています。
★ 米国歌に起立拒否のNFL選手、オバマ大統領が擁護 ★
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-37278246米NFLのコリン・キャパニック選手が米国内の人種差別に抗議するため国歌演奏時の起立を拒否して賛否両論となっている問題で、オバマ米大統領は5日、キャパニック選手は憲法で保障されている意見表明の自由を行使しているだけだと擁護した。
訪問先の中国で発言したオバマ氏は、選手の行動は議論に値するものだと述べた。NFLではキャパニック選手の行動にならい、複数の選手が国歌演奏中に座ったりひざまずいたりしている。
中国・杭州で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議に出席後の記者会見で、キャパニック選手の抗議行動について質問されたオバマ氏は、なぜ国歌に敬意を示そうとしないのか、軍関係者が理解するのは大変だろうが、問題提起しようとする選手の誠意は疑いようがないと述べた。
「ほかになんの効果がなかったとしても、みんなで話し合う必要がある話題について、(選手の行動は)会話のきっかけとなってくれた」と大統領は評価し、議論に参加せず「脇でただ座って何も気にかけない」でいるよりも、若い人がもっと民主手続きに則り議論に参加した方が良いと、意義に言及した。
サンフランシスコ・フォーティナイナーズのクオーターバック、キャパニック選手は8月26日、グリーンベイ・パッカーズとの試合前、国歌演奏で起立せず、
「黒人や有色人種を抑圧する国の旗に誇りを示すために起立するつもりはない」、
「自分にとってこれはフットボールより大事なことで、この問題から目を背けるのは自己中心的だ。道端には遺体が転がり、人殺しをした連中は無罪放免で有給休暇をとってるんだ」と試合後に発言した。
米国各地で黒人に対して相次ぐ警察暴力への抗議だと説明した。
(略)
フォーティナイナーズは、「この国の国歌を称える行為に参加するかどうか、個人が選択する権利を我々は認める」と、選手の行動を支持した。
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「差別がまかりとおる国の国旗に敬意は払えない」
「差別がまかりとおる国の国旗に敬意は払えない」
◎国歌斉唱を拒否したアスリートを、軍人・元軍人らが支持するツイート。(BuzzFeedから)
○ 私は空軍で25年働いた。すべての人の修正第1条を守るためだ。あなたを支持する。■所属する49ersが声明を発表した。 (『Time』 8月27日 配信)
I served 25yrs in the AF to protect everyone's 1st Amend rights. I support you
(25年空軍に勤めた黒人女性)
○ 私自身を守ってくれないこの国を私が守らなければいけないなんて、この子たちにどう説明すればいいんだ。
How do I explained to them that I defend a country that won't defend me?
(三人の子どもと一緒に写真に写る黒人の軍人)
○ わたしが戦うのは、国民の自由を守るため。国歌のためじゃない。
I serve to protect your freedoms, not a song
(コクピットの白人パイロット)
試合前の国歌斉唱が、これからも大切なセレモニーであり続けるのは間違いない。国に敬意を示し、我々をその市民たらしめる偉大なる自由について思いを馳せる場なのだ。
ただし、宗教と表現の自由を尊重するアメリカの原理原則からして、国歌斉唱に対する個人的な権利が存在することも認識している。
“The national anthem is and always will be a special part of the pre-game ceremony,” the statement said.“It is an opportunity to honor our country and reflect on the great liberties we are afforded as its citizens.
In respecting such American principles as freedom of religion and freedom of expression, we recognize the right of an individual to choose and participate, or not, in our celebration of the national anthem.”
■同様にNFLも、次のような声明を出した。 (『Time』 8月27日 配信)
国歌斉唱時の起立は“奨励”こそすれ、“必ずしもそうしなければならない”とまでは要請できない、としている。
“Players are encouraged but not required to stand during the playing of the national anthem,” the NFL said.
★ 安部首相は、不起立は「憲法」で保障された権利、となぜ言えない?
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【発行者】 ひのきみ全国ネット首都圏 【発行日】 2016年9月15日
【連絡先】 〒162-0823 新宿区神楽河岸1-1東京ボランティア活動センターメールボックス75番
090-7015-3344(永井)
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