豊洲市場、盛り土せず=汚染対策、主要施設で―築地問題で緊急会見・小池都知事

 東京都築地市場(中央区)の移転先の豊洲新市場(江東区)について、小池百合子知事は10日午後に緊急記者会見し、水産市場や青果市場などの主要施設の地下で土壌汚染対策に伴う盛り土がされていないことを明らかにして「(敷地の)すべてが盛り土されているというのは正しくない。訂正する」と述べた。

 安全対策を尽くしたとする従来の都当局の説明が誤りだったとトップが自ら認める異例の事態となった。

 豊洲市場では既に主な施設が完成している。だが、水産卸売場棟などの地下で、都がこれまで敷地全体で実施すると説明してきた土壌汚染対策に伴う4.5メートルの盛り土が行われていないと報道などで指摘されていた。

 小池知事は、この問題を検証するための有識者会議とプロジェクトチームを発足させる考えを示しながら「正しい情報公開をしてこなかった。当時の担当者にも話を聞きたい」と表明。併せて「(豊洲移転は)これまで通りの延長線上ではいかない。職員にも意識改革をしていただきたい」と述べた。 

時事通信9月10日(土)18時14分配信



 築地市場の移転先となる豊洲新市場で東京都が完了したとしていた土壌汚染対策の一部が、実際には行われていなかったことが分かりました。

 豊洲新市場の地下の写真を見ると、土で埋まっているはずの場所が空洞になっています。

 都の関係者によりますと、築地市場の移転先となる豊洲新市場で土壌汚染対策として完了したと説明していた「盛り土」が、主要な建物の地盤部分で実際には行われていなかったということです。

 豊洲新市場はガス工場の跡地で、敷地内の土壌からは環境基準を大幅に上回るベンゼンなどの有害物質が検出されていました。都はこれまでおよそ850億円をかけて土壌の入れ替え工事を行い、敷地全体に高さ4.5メートルの「盛り土」をしたと、事実と異なる説明をしていました。

 小池都知事はきょう午後5時から緊急の記者会見を行う予定ですが、今後の市場の移転計画に影響が出る可能性もあります。

TBS系(JNN) 9月10日(土)15時38分配信




盛土(もりど、もりつち)とは低い地盤や斜面に土砂を盛り上げて高くし、平坦な地表を作るまたは周囲より高くする工事。またはそれが施された道路鉄道の区間。またその工事によって盛られた土砂そのもののことも指す。

周囲より高くして
道路鉄道を通した部分については築堤(ちくてい)と言うことも多い。また特に、水域や湿地を横断するために設けた盛土のことを土手道という。住宅地の開発や道路整備などで平坦な地表が必要なときに行われることが多い
 しかし軟弱な地盤の上にただ土を盛り上げただけでは時とともに地盤沈下が発生しやすい。それを防ぐため、転圧地盤の改良工事などの対策をあわせて行う。


  

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