=立川テント村通信=
● 朝雲レポート(6/9~7/21号)
★ときには一面の「寸言」で、年配者が「イラク戦争は間違っていた」と書いていたのに、…そういう人は一掃された?目立つのは「論」より「増長」。
「国際情勢や自衛隊の活動には目もくれず、特殊な見方をする人たちがいる。…すべて“戦争”に結びつけてしまう。…日々の任務を黙々とこなしている自衛官に対してあまりにも無礼な発言だ」(7/14)。
「殺傷能力のない軍事組織など世界のどこにも存在しない。…幼稚なプロパガンダからは国民はとっくに卒業しているのです」(7/21)。
★二面の「時の焦点」には毎回2人が書いている。この2ヶ月では、外交評論家草野徹という人のものが多い。
「退役軍人より(グァンダナモに収監されている)テロリストの方が優れた医療サービスを受けているのは、何かが間違っているということではないか」(6/9)。
(フロリダ州の銃乱射事件テロの根底には)「イスラムに関する否定的な固定概念と闘うことは、米大統領としての私の責任、と演説したオバマの姿勢がある」(6/23)など。
また、英国のEU離脱について、過去18年間にある町で少なくとも1400人の白人少女がイスラム教徒ギャングにレイプされた、とあやしい統計をあげて「独裁的」EUからの離脱決定を礼賛(7/7)するなど、トランプ風の主張を展開している。
こういう拙く荒い考え方を信じ、黙々と日々作業をこなすのが理想的自衛官像か?
★ボーナス支給期を前に、6/23号は全12ページの4ページを割いて「一戸建て・マンションなど、住宅全面広告特集」。各地の基地通勤圏の2千万円台中心に5千万円に迫る豪邸も並んでいる。
安倍政権の軍事優先は、職場・収入の安定をもたらしているのだろう。女性もそれなりの処遇を得る一つの階層ができあがりつつある。夫が海外派兵で、妻は子どもと留守を守るが基本。女性自衛官も、夫婦自衛官もいる。
熊本地震災害派遣では海自大村基地内に初のキッズルームが設けられ、緊急出動の女性自衛官の24人の子どもを受け入れた(6/9)。
家族の形も変わった。半世紀前、隊員両親を中心に組織され、その後全国規模の法人になり、遺物のような名を守ってきた「父兄会」の名称を晴れて「家族会」に改称することになった(6/30)。
★南スーダンPKO第10次隊350人(女性13名)の壮行会が東千歳駐屯地で行われた。
家族らもあわせ850人が参加。「任務完遂無事帰還」がスローガンだ(6/9)。
7月7日以降、大統領派と副大統領派の戦闘状態で多数の死傷者が出た現地。戦闘状態を受け、邦人輸送のために派遣されたC-130輸送機に1機が大使館員4名をジブチに輸送。残る2機もジブチで待機。一方JICAの日本人職員47名と外国人46名は、JICA手配のチャーター機で隣国ケニアに避難した。
第10次隊は基地内で「移動制限」状態にある。早く逃げ帰るべきだ(7/21)。
安保関連法の施行を受け、部隊行動基準が変わる。「かけつけ警護」死者1号を出すな。
★各国との共同軍事演習が大流行だ。6月4日シンガポールで英国際戦略研究所主催の「アジア安保会議」。南シナ海での中国を念頭に、中谷が「法の支配の貫徹」を訴えた(6/9)。
6月下旬、日米韓初の弾道ミサイル警戒演習「パシフィツク・ドラゴン2016」。
米太平洋艦隊主催「パシフィック・パートナーシップ2016」ではベトナム、東チモール、インドネシア、パラオでの演習に参加。
6月10日からの日米印東シナ海演練「マラバール」参加の海自ヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」は、引き続きハワイなどで行われる米海軍主催の環太平洋合同演習「リムパック2016」に参加。
パールハーバーに入港する演習参加の中国海軍ミサイル駆逐艦「西安」のマスト左右に翻る米国旗、中国国旗、その下に日の丸。時代の変化と変わらない戦争屋共の虚栄とムダに腹立たしい気分になる(各号)。
★空自府中基地は6月1~3日、府中市の依頼を受け(災害時の対処要領など習得を目的とした「体験入隊」48名を初めて受け入れた。衛生教育、人命救助システム教育、基本教連、消防訓練指導が内容。
「災害時」というならなぜ消防ではないのか?25日、横田訴訟関連の自治体労組回りでは、府中に次ぐ自治体は出すな、という一言も加えた。
● 朝雲レポート(6/9~7/21号)
★ときには一面の「寸言」で、年配者が「イラク戦争は間違っていた」と書いていたのに、…そういう人は一掃された?目立つのは「論」より「増長」。
「国際情勢や自衛隊の活動には目もくれず、特殊な見方をする人たちがいる。…すべて“戦争”に結びつけてしまう。…日々の任務を黙々とこなしている自衛官に対してあまりにも無礼な発言だ」(7/14)。
「殺傷能力のない軍事組織など世界のどこにも存在しない。…幼稚なプロパガンダからは国民はとっくに卒業しているのです」(7/21)。
★二面の「時の焦点」には毎回2人が書いている。この2ヶ月では、外交評論家草野徹という人のものが多い。
「退役軍人より(グァンダナモに収監されている)テロリストの方が優れた医療サービスを受けているのは、何かが間違っているということではないか」(6/9)。
(フロリダ州の銃乱射事件テロの根底には)「イスラムに関する否定的な固定概念と闘うことは、米大統領としての私の責任、と演説したオバマの姿勢がある」(6/23)など。
また、英国のEU離脱について、過去18年間にある町で少なくとも1400人の白人少女がイスラム教徒ギャングにレイプされた、とあやしい統計をあげて「独裁的」EUからの離脱決定を礼賛(7/7)するなど、トランプ風の主張を展開している。
こういう拙く荒い考え方を信じ、黙々と日々作業をこなすのが理想的自衛官像か?
★ボーナス支給期を前に、6/23号は全12ページの4ページを割いて「一戸建て・マンションなど、住宅全面広告特集」。各地の基地通勤圏の2千万円台中心に5千万円に迫る豪邸も並んでいる。
安倍政権の軍事優先は、職場・収入の安定をもたらしているのだろう。女性もそれなりの処遇を得る一つの階層ができあがりつつある。夫が海外派兵で、妻は子どもと留守を守るが基本。女性自衛官も、夫婦自衛官もいる。
熊本地震災害派遣では海自大村基地内に初のキッズルームが設けられ、緊急出動の女性自衛官の24人の子どもを受け入れた(6/9)。
家族の形も変わった。半世紀前、隊員両親を中心に組織され、その後全国規模の法人になり、遺物のような名を守ってきた「父兄会」の名称を晴れて「家族会」に改称することになった(6/30)。
★南スーダンPKO第10次隊350人(女性13名)の壮行会が東千歳駐屯地で行われた。
家族らもあわせ850人が参加。「任務完遂無事帰還」がスローガンだ(6/9)。
7月7日以降、大統領派と副大統領派の戦闘状態で多数の死傷者が出た現地。戦闘状態を受け、邦人輸送のために派遣されたC-130輸送機に1機が大使館員4名をジブチに輸送。残る2機もジブチで待機。一方JICAの日本人職員47名と外国人46名は、JICA手配のチャーター機で隣国ケニアに避難した。
第10次隊は基地内で「移動制限」状態にある。早く逃げ帰るべきだ(7/21)。
安保関連法の施行を受け、部隊行動基準が変わる。「かけつけ警護」死者1号を出すな。
★各国との共同軍事演習が大流行だ。6月4日シンガポールで英国際戦略研究所主催の「アジア安保会議」。南シナ海での中国を念頭に、中谷が「法の支配の貫徹」を訴えた(6/9)。
6月下旬、日米韓初の弾道ミサイル警戒演習「パシフィツク・ドラゴン2016」。
米太平洋艦隊主催「パシフィック・パートナーシップ2016」ではベトナム、東チモール、インドネシア、パラオでの演習に参加。
6月10日からの日米印東シナ海演練「マラバール」参加の海自ヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」は、引き続きハワイなどで行われる米海軍主催の環太平洋合同演習「リムパック2016」に参加。
パールハーバーに入港する演習参加の中国海軍ミサイル駆逐艦「西安」のマスト左右に翻る米国旗、中国国旗、その下に日の丸。時代の変化と変わらない戦争屋共の虚栄とムダに腹立たしい気分になる(各号)。
★空自府中基地は6月1~3日、府中市の依頼を受け(災害時の対処要領など習得を目的とした「体験入隊」48名を初めて受け入れた。衛生教育、人命救助システム教育、基本教連、消防訓練指導が内容。
「災害時」というならなぜ消防ではないのか?25日、横田訴訟関連の自治体労組回りでは、府中に次ぐ自治体は出すな、という一言も加えた。
パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2