県看護協会で2000万円 帳簿調査を開始 /高知

毎日新聞2016年6月7日 地方版

県内の看護師や保健師らで作る県看護協会(高知市朝倉己)の口座にあった約2000万円が使途不明になっていることが6日、協会への取材で分かった。協会は公認会計士に依頼し、帳簿の調査を始めた。
     同協会によると、5月に昨年度会計の決算と監査を実施したところ、口座の残高が約1億3000万円で、帳簿上の合計額より約2000万円少ないことが判明した。2014年度までの会計監査で指摘はなく、不足がいつ発生したのかわからないという。
     同協会では5月30日に公認会計士に帳簿の調査を依頼。調査は8月中旬までかかる見通しで、結果が出てから理事会で今後の対応を決める。
     同協会の宮井千恵会長は「会員の皆様のお金の管理でこのような事態になり心からおわびする。できるだけ早く今回の件の解明と改善策を確立する」とコメントしている。【柴山雄太】



    高知県看護協会で不足金=2000万円、原因調査
    jiji.com 2016/06/06

    看護師や助産師らでつくる高知県看護協会(宮井千恵会長)の2015年度決算で、預貯金が帳簿より約2000万円少ないことが6日、分かった。協会は外部の公認会計士に調査を依頼した。
     協会によると、決算処理と監査の中で5月上旬、帳簿上は約1億5000万円の預貯金が、実際には約1億3000万円しかないことが判明した。公認会計士の調査は8月中旬までかかる見込みで、協会は結果を踏まえて対応を検討する。 

     高知県看護協会は、看護師や准看護師、助産師、保健師計5752人(6月3日時点)の会員がおり、看護研修などを実施。入会金3000円や年会費7000円、研修受講料で運営している。