車に向かって石を投げたために叱ったが、言うことを聞かなかったという。父親は取材に対し「しつけのために、ちょっと怖い思いをさせようと思った。

北海道新聞5月30日(月)7時30分配信 


「しつけ」で2度置き去り 車に乗せ再び降ろす 北海道
 北海道七飯(ななえ)町の山中で5月28日から行方不明になっている北海道北斗市の小学2年生田野岡大和君(7)の捜索は31日も続けられたが、手がかりは見つからなかった。捜索は午前6時20分ごろから警察官や消防隊員、自治体職員ら115人態勢で始めたが、午後3時ごろに強い雨が降り始め、同4時に打ち切った。6月1日は自衛隊も加わり、続ける。

 道警によると、両親は5月28日午後5時ごろ、「しつけ」のため、山道で大和君を車から降ろした。大和君が泣きながら車を追いかけてきたため、車に乗せたがしばらくして再び降車させたという。現場から車で去り、5~10分後に戻ったときには大和君の姿がなかったという


<男児置き去り>激しい雨、捜索打ち切り
毎日新聞 5月31日(火)20時20分配信    

 北海道警などは31日早朝、七飯(ななえ)町東大沼の山林で行方不明になっている北斗市追分4の小学2年、田野岡大和さん(7)の捜索を再開した。遺留品や足跡など手がかりはなく、激しい雨のため、午後4時に捜索を打ち切った。6月1日午前8時から180人態勢で再開する予定だが、同日も悪天候が予想されており、捜索は難航しそうだ。

 4日目の捜索は、北斗市や七飯町の職員、教員らも参加。これまでは行方不明になった地点から南側の山林を中心に捜索してきたが、大和さんの両親からの要請を受け、この日は北側の山林を重点的に捜索した。

 関係者によると、行方不明の現場は山深く、集落もないため、住民や防犯カメラによる目撃情報もない。足を取られやすい沼地も多いため、捜索が難航しているという。消防隊員は「身長120センチの小さな体なので、大人では考えられないような穴やくぼみにはまっていることも考えられる」と話した。

 大和さんは5月28日、両親や姉と車で帰宅していたところ、七飯町の林道沿いの山林で「しつけ」のため、車から降ろされ、置き去りにされた。父親が約5分後に戻ったところ、いなくなっていたという。