くいセメント強度不足 横浜の傾斜マンション

 2016年5月13日
 
 横浜市都筑区のマンション傾斜問題で、くいの先端部を覆って固める「根固め」のセメントを調査した結果、一部が強度不足だったことが13日、市や管理組合への取材で分かった。震度7の大地震でも安全とされる強度を下回っていた。

 市や管理組合によると、調査は管理組合と施工主の三井住友建設がそれぞれ実施。管理組合が外部検査機関に依頼した調査では、全4棟のうち1棟から抽出した2本は、建築基準法に基づいて設計した強度を下回った。三井住友建設が大地震でも安全としている強度も満たしていなかった。

(共同)