JR横須賀線でドア開いたまま走行 通勤時間の保土ケ谷-横浜 布でカバー

 十一日午前七時五十分ごろ、横浜市保土ケ谷区のJR横須賀線保土ケ谷駅で、逗子発宇都宮行き普通電車のドアが閉まらなくなるトラブルがあった。厚手の布でできた専用の幕でカバーし、次の横浜駅まで運行した。

 JR東日本によると、保土ケ谷駅で停車した際、八号車のドア一カ所が閉まらなくなった。通勤時間帯で混雑しており、八号車には二百~三百人の乗客がいた。横浜駅で一部の乗客を降ろし、ドアを手動で閉めた。次の新川崎駅からドアに鍵を掛けて乗客を入れ、栃木県下野市の小金井駅まで運行。以後は別の車両を使用した。

 横須賀線は一時運転を見合わせ、横須賀線と湘南新宿ラインに最大五十分の遅れが生じ、約四万人に影響した。