頻発する茨城、千葉の地震と首都直下
JR田端→飯田橋→四ツ谷まで続く 恐怖の7キロ断層群
  きのうも熊本で震度4相次ぐ

  きのう(5日)も熊本で震度4の地震が3回も起きた。一連の熊本地震では震度7が2回も発生し、震度1以上の地震は1200回以上も観測されている。今年は「茨城県北部」「茨城県沖」「千葉県東方沖」など首都圏でも地震が頻発している。脳裏にチラつくのは“首都直下型”の恐怖だ。 

(中略)

 恐ろしいのは、都心部にも活断層があると疑われることだ

 元日本活断層学会副会長の豊蔵勇氏が説明する。

 「我々の調査では、JR田端駅近くから飯田橋駅付近を通り、四ツ谷駅まで延びる長さ7キロの推定断層が見つかりました。また、周辺の九段下、市ヶ谷付近にも平行して走る断層が推定され、ほかにも上野から銀座に延びるものや、汐留付近から築地を通り上野に延びる断層の存在も推定されました。仮にこれらの断層に関連する首都直下型地震が起きたら、断層のそばを通るオフィス街や官庁街、国会議事堂に甚大な被害が予想されます。確率は何万年に1回の低いレベルですが、低いからと言って確率はゼロではありません。国は活断層なのかどうかキチンと調査し、『三浦半島断層群』のように活断層に関する評価をした方がいいと考えられます」

 (後略)

   《5月7日(6日発行)日刊ゲンダイより抜粋》