堺市議会
大阪維新市議提訴議案を可決
政務活動費不適切支出で
大阪維新の会の小林由佳・堺市議(38)が約1040万円に上る政務活動費を不適切に支出していた問題で、堺市議会は10日、未返還となっている約634万円の返還を求めて小林市議を提訴する議案を日本共産党などの賛成多数で可決しました。
小林市議は2011~14年度、印刷も配布もされていない議会報告のビラなどに政務活動費から約1040万円を支出。市監査委員は「不適切」と認め、全額を返還するよう勧告しました。
小林市議はビラの印刷・配布にかかわる約406万円を返還したものの、当時秘書だった黒瀬大市議(39)=大阪維新の会を除籍=の人件費やホームページの作成・管理費など約634万円に関しては異議を申し立て、3月に棄却とされました。
議案には、日本共産党、自民党、公明党、ソレイユ堺、無所属の長谷川俊英議員が賛成。大阪維新の会は反対しました。
小林市議は先月26日、市が返還を求めた処分の取り消しを求める行政処分を大阪地裁に起こしています。