収賄容疑で東大阪市幹部逮捕=耐震工事めぐり200万円―大阪府警
大阪府東大阪市が発注した耐震補強工事をめぐり、業者から現金200万円の賄賂を受け取ったとして、大阪府警捜査2課は3日、収賄容疑で、同市建設局政策推進担当官(部長級)の福田逸亮容疑者(57)=同市南四条町=を逮捕した。
また贈賄容疑で建築業「キーマン」(同市)代表取締役、片山実容疑者(48)=大阪市天王寺区筆ケ崎町=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
また贈賄容疑で建築業「キーマン」(同市)代表取締役、片山実容疑者(48)=大阪市天王寺区筆ケ崎町=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
福田容疑者の逮捕容疑は、2014年3月中旬~同4月中旬ごろ、東大阪市が発注した公立小中学校の複数の耐震補強工事にキーマンが下請け業者として参入できるよう便宜を図った見返りに、片山容疑者から現金200万円を受け取った疑い。
同課によると、福田容疑者は14年3月、建設局建築営繕室長として工事の業者選定に関わる立場にあった。現金は、東大阪市内で手渡しで受け取ったという。
キーマンが東大阪市から下請け業者として受注した工事の総額は、12年度は約1400万円だったが、14年度には約9億円に増えていた。
福田容疑者は1982年に東大阪市に採用され、12年9月に建築営繕室長となり、14年4月からは政策推進担当官を務めている。
時事通信 11月3日