共同通信 2015年6月14日 17時30分

高校生平和大使が結団式 「核と人類共存できない」

 核兵器廃絶を国内外で呼び掛ける高校生平和大使22人の結団式が14日、広島市で開かれ、被爆70年となる節目の年の活動に向け「核と人類は共存できないことを世界へ、未来へ発信したい」と抱負を語った。

 22人(女子が20人)は16都道府県から選ばれ歴代最多。8月中旬、スイスの国連欧州本部でスピーチし核廃絶を求める署名を提出する。

 22人には被爆3世が含まれ、東日本大震災の被災地からは岩手、福島両県の4人が選ばれた。

 結団式のあいさつで、福島第1原発から60キロ離れた福島市内に暮らす私立桜の聖母学院高2年、鶴蒔かれんさん(16)は「福島の現状を伝えたい」と話した。