4月27日(月)20時48分配信の時事通信 の記事によると、 ネパールの政府機能がマヒしているため、『「完全に混乱」=各国救助隊、空港で立ち往生』しているとのこと。

先月3月14日~18日5日間も、160ヶ国以上の代表参加を得て、仙台で開いた国連第3回防災会議は、一体何のためだったのか!

第2回・第3回国連防災会議の主催国日本の安倍首相は、政府機能がマヒしているネパールにおいて国連主導で各国のチームによる人命救助機能が発揮できるよう援助せよ!

 安倍総理は、4月21から23日アジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議(バンドン会議)に出席し、中根政務官は4月20日、「バンドン精神の中核の原則は、連帯、友好そして協力」、「日本は、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、地域及び国際社会の平和と安定及び繁栄に向け、これまで以上に一層貢献していく考えです。」と演説している。

 自公政権は、直ちに演説した内容を実行せよ!


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 【カトマンズ時事】「ネパール政府は完全に混乱状態に陥っている」―。フランスから16時間かけて27日、ネパールの首都カトマンズに到着した援助隊員十数人は「まだどこに向かってほしいのか連絡を受けていない」と空港で立ち往生していた。到着後、1時間以上も空港内で待ちぼうけになっていると途方に暮れていた。

 未曽有の被害は世界に伝えられている。27日には中国やドイツからも救助隊が到着した。各国の救助隊やNGOは続々とカトマンズ入りしている。

 しかし、いずれも作業開始に手間取っている。地震発生から2日以上、生き埋めになった被災者の生死の分岐点とされる72時間のタイムリミットが迫る中、住民も援助隊も焦りは募る一方だ

 遅れの原因は、ネパールの政府機能がまひしていることにあるとみられている。それぞれの救助隊の活動場所の割り当てを決められていない。 


ネパールと友好都市 :長野県、富山県


■信濃毎日新聞 04月27日(月)
ネパール地震 滞在の駒ヶ根市職員から電話 「声が聞けた」

 大地震が襲ったネパールの首都カトマンズにいる駒ケ根市職員矢沢国明さん(36)から26日午前10時半ごろ、同市の家族に電話があった。矢沢さんは国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として3月に同国へ派遣された。地震発生の25日にJICA本部(東京)から「無事」と伝わっていたが、母たえ子さん(64)は「本人の声が聞けた」と安堵(あんど)。一方、現地は大規模な余震があり、隊員らがいる建物も危険との情報もある。

 駒ケ根市とネパール・ポカラ市は国際協力友好都市協定を結んでいる。矢沢さんは、協力隊員としてポカラ市役所で勤務する予定で、市などによると、語学などの最終訓練のためカトマンズにほかの隊員らと滞在していた。交流サイトで「全員無事」とした矢沢さんの書き込みが、26日までに確認されている。

 たえ子さんによると、電話の矢沢さんの声は「普通」で、「2、3日分の食料は確保している」「ポカラの状況が分からず、いつ行けるか分からない」などと話した。

 一方、矢沢さんらと行動を共にしているとみられる隊員女性からは26日、埼玉県の家族に連絡があった。それによると、現地では余震を恐れ、屋外で過ごす人が多い。隊員らがいるドミトリー(寮)は水道や電気が止まり、電源は蓄電器に頼っている。建物1階にひびが入って倒壊の危険があり、無料通信アプリLINE(ライン)で「引っ越しをする」との連絡もあった。

 女性は、被害の大きさに「精神的にきついけれど(自分は)元気」とし、「(ほかの隊員らも)疲れているけれど、身体にけがなどはない」などと伝えてきたという。

 駒ケ根市では有志らの「ネパール交流市民の会」を中心に、ポカラ市の母子保健医療改善に取り組んでいる。駒ケ根市によると、市民の会が医療機器を寄贈するなどしたポカラ市の「ポカラ・駒ケ根母子友好地域病院」の被害は、今のところ確認されていない。小松原繁樹会長(56)は「情報を集め、支援の方法について考えたい」と話した。


■埼玉新聞2015年4月27日(月)
<ネパール地震>県内から消防士4人 国際緊急援助隊を派遣

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/27/10.jpg
辻和明さいたま市消防局長(右)から辞令を受ける(左から)さいたま市消防局の角田実消防司令補、大島豊消防司令補、岩田俊消防士長=26日午前、さいたま市消防局(同局提供)
 さいたま市は26日、ネパール地震の支援を行う国際緊急援助隊救助チームに、いずれも浦和消防署消防1課の角田実消防司令補(41)、大島豊消防司令補(39)、岩田俊消防士長(37)の3人を派遣した。
 いずれも東日本大震災の被災地で活動した経験を持ち、倒壊した建物から生存者を救出する訓練や、救出活動に使用する機器の操作などの訓練を積んでいるという。
 3人は26日午前に行われた辞令交付式で、辻和明市消防局長から辞令を受けた。派遣期間は5月2日まで。市消防局は「与えられた使命を全うする」としており、現地で人命救助などの任務に当たる。
  県内からは川越地区消防局の岩本逸人消防司令補(40)も派遣される。



4月27日(月)21時48分配信毎日新聞

<ネパール地震>近づく発生後72時間 救助に人手不足焦り

 【カトマンズ金子淳、ダッカ平野光芳】ネパール中部で発生した巨大地震は28日正午(日本時間同日午後3時過ぎ)ごろ、生き埋めになった人の生存率が急激に下がるとされる発生後72時間を迎える。首都カトマンズでは救出活動が続くが、がれきの撤去は手作業が中心で、人数も不足。作業をぼうぜんと見守る被災者の姿が目についた。一方、国内唯一の国際空港、カトマンズの「トリブバン国際空港」は混雑のため遅延や欠航が相次ぎ、現地入りに手間取る救援隊も。支援を待つ人と救助にあたる人、双方に焦りが見えた。


(略)
 一方、カトマンズの国際空港は着陸できないまま引き返す航空機が相次いでおり、日本政府の国際緊急援助隊など各国の支援隊の到着も大幅に遅れ、救援物資も不足している。

 空港の外では家族や支援関係者らを待つ人が殺到。赤十字関係者を待つラメーシュさん(47)は「すぐ救助にかからないといけないのに、もう4時間も遅れている」

 救助犬を連れたフランスの非政府組織(NGO)は27日午後、16時間遅れで到着。メンバーの男性は「現場はまだ決まっていないが、とにかく早く救助活動に入りたい」と焦りの表情を浮かべた。また、インドの支援団体で働くアンジュ・グプタさんは「物資が空港に集中しても、地方へ運ぶ手段が難しい。物資が偏る可能性がある」と指摘した。

 地震国トルコを拠点とするNGO「オシア」の緊急援助隊14人は、マレーシア・クアラルンプール経由で26日夜にカトマンズ入りする予定だった。しかし、8時間遅れで離陸したうえ、カトマンズ上空を旋回して順番を待ったが燃料が足りなくなり、いったんバングラデシュのダッカへ

 メンバーのハティージャ・アウジさんは「優先的に着陸できないか尋ねてみたが、どの飛行機も支援関係者が多く乗っていて難しいようだ。一刻も早くカトマンズで命を救いたい」と話し、天を仰いだ。