報道によると、小渕前経産相政治資金問題で東京地検特捜部が、小渕氏本人から任意聴取をしていたことが分かった。特捜部は今日までに「見解を正す必要がある」として小渕氏に複数回事情を聴いていた。(15/04/27)  

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 小渕優子前経済産業相(41)の関連団体が開いた「観劇会」の収支が一致していない問題で、東京地検特捜部が小渕氏本人から任意で事情聴取していたことが27日、関係者への取材で分かった。関係者によると小渕氏は自身の関与を否定したもようだ。

 特捜部は今後、問題となった関連団体の政治資金収支報告書を実質的に作成したとされる小渕氏の元秘書、折田謙一郎・前群馬県中之条町長(66)らについて、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪での立件の可否を慎重に判断するとみられる。


■ スポニチ2014年12月20日
 小渕優子氏関連団体 ドリルでHDに穴 証拠隠滅?

 小渕優子前経済産業相(41)の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索した際、会計書類などを保存していたとみられるパソコンのハードディスク(HD)が既に破壊されていたことが19日、分かった。

 小渕氏の関連政治団体をめぐっては、地元の支援者らが参加した東京・明治座での観劇会などの支出が収入を大幅に上回っていたことが判明しており、特捜部はHDが壊された経緯を調べている。

 小渕氏の事務所は「捜査中なので一切答えられない」としている。

 小渕氏の資金問題は10月16日発売の「週刊新潮」が報道。特捜部は捜査の過程でHDが壊されたとの情報を得たため、証拠隠滅の疑いがあるとして30日以降、元秘書で群馬県中之条町長を辞職した折田謙一郎氏(66)の自宅や町役場など関係先を捜索した。関係者によると、その際、ドリルでHDに穴を開けたとみられるパソコンが見つかった。HDはすでに使えない状態だったという。特捜部は、折田氏や観劇会の会費徴収に関わった後援会幹部らの事情聴取を進めている。

 「小渕優子後援会」や「自民党群馬県ふるさと振興支部」など関連4政治団体の08~13年分の政治資金収支報告書では、観劇会や野球観戦の支出が収入を計6000万円以上、上回っていたことが判明。12年に開催した観劇会については収支ともに記載がなかった。

 小渕氏は一連の問題の責任を取るとして10月20日に経産相を辞任。今月2日公示の衆院選では、群馬5区から立候補して6選を果たした。当選を確実にした後の取材では「捜査にしっかり協力して第三者による調査を進めたい。必ず皆様の疑念を払しょくする」と話した。