2015年03月24日 13時55分

  仙台高裁秋田支部(山田和則裁判長)は24日、「1票の格差」が最大2・13倍だった昨年12月の衆院選を「違憲状態」としたうえで、秋田県内の全3小選挙区を対象にした弁護士グループによる選挙無効(やり直し)の請求を棄却する判決を言い渡した。

#rect-l{position:relative;left:-5px}   山田裁判長は判決理由を「憲法が求める投票価値の平等に反する状態だったが、合理的期間内に是正がされなかったとは言えない」と述べた。原告側は上告する方針

 二つの弁護士グループが全国295小選挙区全ての選挙無効を求める訴訟を8高裁・6支部に計17件起こしており、判決は5件目。このうち「違憲状態」は20日の名古屋高裁、23日の大阪高裁、24日の広島高裁に続いて4件目。19日の東京高裁は「合憲」だった。