時事通信 12月29日(月)11時17分配信
 
 
 エボラ出血熱が流行している西アフリカ・シエラレオネから帰国した東京都内に住む30代の日本人男性が、29日に発熱したと保健所に連絡があった。男性は都内の病院に入院、厚生労働省は検体を国立感染症研究所に送り、エボラ熱感染の有無を検査する。
 男性は21日まで8日間、シエラレオネに滞在し、23日に成田空港から帰国29日未明に38.2度の発熱があったが、現在は37.4度に下がった。男性の報告によると、エボラ熱患者と直接の接触はないが、17日に患者の埋葬に立ち会い、遺体の入った袋に触ったという。
 男性は帰国後、検疫所や保健所で毎日2回検温するなど健康監視を行っていた。外出自粛を要請されており、23日以降、自宅から出ていないという。 
 
 
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その後、検査結果(陰性)との報道がありました。
 
■エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について
 
平成26年12月29日
【照会先】
健康局結核感染症課
感染症情報管理室長 中嶋 建介 (2389)
課長補佐 難波江 功二 (2373)
(代表) 03-5253-1111
 
報道関係者各位
 
エボラ出血熱への感染があり得るとされた患者の検査結果(陰性)について

シエラレオネに滞在歴があり、帰国後に発熱が見られたことから、東京都内の 感染症指定医療機関 に入院された方(30代男性)について、国立感染症研究所においてエボラ出血熱の遺伝子検査(PCR検査)を行ったところ、陰性であるとの結果が得られましたので、お知らせします。
なお、この患者の方は、急性副鼻腔炎と診断され、症状が回復され次第、退院される見込みです。