安倍政権に「化石賞」
 
 国際的な環境NGO[気候行動ネットワーク」(CAN)は2日、南米のペルーのリマで開かれている国連気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)で、地球温暖化対策に消極的な国に授与する「化石賞」を日本に送りました。安倍政権が、温室効果ガスを大量に出す石炭火力発電を途上国に売り込んでいるためです。
 CANの発表文は特にインドネシアへの売り込みを批判しています。石炭火力発電の推進が地球温暖化を深刻化させ、、環境汚染によって現地の住民生活を破壊すると指摘しました。「日本の資金は再生可能エネルギーに投資されるべきだった」と強調しています。
 
 
日本経済新聞 2014/12/3
日本は温暖化対策に消極的 
COP20で「化石賞」
 
 
 【リマ=浅沼直樹】ペルー・リマで開催中の第20回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)で、環境保護などを訴える非政府組織(NGO)のグループは2日、地球温暖化対策に消極的な国に与える「化石賞」に日本を選んだ。同賞は会期中に毎日発表する。COP20での日本の受賞は初めて。
 日本が途上国の温暖化対策のために拠出した資金の一部が、インドネシアなどで高効率の石炭火力発電所を導入するプロジェクトに充てられていることが理由という。