福井新聞 2014年6月23日
 
 コンビナートの半数液状化と想定  巨大地震で経産省調査
 
 経済産業省は23日、南海トラフ巨大地震などマグニチュード(M)9クラスの巨大地震が起きた場合、太平洋側にある石油コンビナートの半数近くで液状化が発生する可能性が極めて高いとの調査結果を公表した。
 
 同日開かれた有識者らによる石油や天然ガスに関する会議で提示した。
 経産省は事業者を支援し、防災対策を急ぐ。
 
 同日の会議では、中東産油国との石油の共同備蓄についても議論。
 備蓄を拡大する方向で検討に入った。
 経産省は会議での議論を踏まえ、災害時の石油の供給体制に関し、今夏をめどに報告書をまとめる。