ドイツ発(ベルリン5月26日付 時事)
 
極右躍進に遺憾 雇用創出の取り組み訴え
 
メルケル首相は26日、ベルリンで記者会見し、欧州議会選挙で極右政党が躍進したことに遺憾の意を示すとともに、極右の台頭を抑えるには、欧州各国が雇用創出に取り組む必要があると強調した。 首相は「われわれが望まない投票行動を取った人たちの失望に対する最善の回答は、競争力強化と経済成長、雇用創出を目的とした政策だ」と指摘。欧州経済の低迷が有権者を極右支持に走らせたとの見方を示した。

一方、首相が率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟が第1党を維持したドイツの結果については、「満足している」と評価した。