転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 (For a slogan of movement)
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 【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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 昨日(5月15日)、安倍首相は▲ 「集団的自衛権行使」を限定的に容認する憲法解釈を表明した。これは海外での武力行使を公然と認めたものである。
 5月15日と言えば、1972年の沖縄復帰記念日であり、1932年の「5・15事件」の日である。
 本日の「山形新聞」には、「5・15事件」で暗殺された犬養毅が、その10日前に出した手紙が紹介された。
 当時、前年には「満州事変」が起き、この年3月には「満州国」が成立、天皇主権を掲げる政治結社「皇道会」の動きが本格化しつつあった。


 手紙には、「似たような結社が乱立しているが、自由な議論ができる結社でない」、「実ハ甚心配(はなはだしんぱい)」と、高まりつつある軍国主義への懸念が述べられていた。
 しかし、犬養毅は殺され、翌年3月には日本は国際連盟をも脱退、「挙国一致」「八紘一宇」の名のもとに、「世界分割戦争」への道を突き進むことになった。

 今回安倍首相は、よりによってこうした日に、海外での武力行使容認を表明したのである。
 これは明らかに、新たな「世界分割戦」に日本も武力をもって加わることを表明したものである。

 世界は、2008年のリーマンショック以来、市場と資源をめぐる争奪が世界的規模で激化し、WTO(世界貿易機関)は機能不全に陥り、FTAやTPPなどのブロック経済が前面に出てきた。
 また、ソ連崩壊後のロシアが資本主義となり、中国も実質的な資本主義になる中で(つまり社会主義がなくなる中で)、第一次大戦前のような「世界分割」が地球的規模で起きている。
 だから、世界各地で市場や資源をめぐる紛争が絶えない。
 (ウクライナ、シリア、アフリカ、東アジア等等)

 「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍政権は、「平和憲法」を投げ捨て、まさにそうした「世界(再)分割戦」に乗り出そうとしている。
 そのための「愛国心」教育であり、政治家が戦死者を弔うための「靖国神社」参拝である。
 これを阻止する道は、世界中の労働者・人民との連帯であり、労働者・人民を戦争に動員しようとする各政府との闘いである。
 だから、私たちの「日の丸・君が代」強制反対闘争も極めて重要な反戦闘争でもあるということになる。

 明日は下記の集会が大阪で開かれる。
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   『「君が代」処分を撤回させよう!5・17集会』
       (18:00から、エルおおさか 南5Fホール)
 <講演>小谷成美弁護士(大阪「君が代」処分反対人事委員会・裁判弁護団)
 <報告>「君が代」不起立・被処分者、
       大阪各地での学校現場・市民の取り組み
 <主催>「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク
       FAX:06-6942-2444 E-mail:hinokimiosk@yahoo.co.jp
 (共催)グループZAZA、被処分者を支援する各団体
 (協賛)許すな!『日の丸・君が代』強制止めよう!安倍教育破壊全国ネットワーク(仮称・準備会)

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 ★ 5月19日(月)
 教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない『国会前抗議行動』

   <時間> 14時~18時30分(雨などにより変わる場合があります)
   <場所> 衆議院第2議員会館前  歩道
   <行動> 座り込み、リレー・トーク
           14:00~15:00 午後の集会(リレートーク)
           17:00~18:30 夕方の集会(リレートーク)
   <主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク   090-5415-9194

 5月26日(月)もやります。
 時間は19日と同じです。
 
パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2