★ 竹富町教委へ激励の声を届けてください!

 皆さま 高嶋伸欣です
 竹富町教育委員会に「是正要求」が出された件、夕刊に続いて「朝日」「毎日」「東京」が朝刊でも大きく扱っています(「社説」でも)。
 ただし「読売」は夕刊のみ?(西日本・九州本社版は?)「産経」は、東京版に夕刊がないぶん朝刊で詳しく伝えていますが、竹富町は「ルール違反」という前提の偏向、歪曲記事です。
 これだけ全国的な話題になったことで、竹富町の教育委員会には「産経」の歪んだ記事などをうのみにした抗議やいやがらせの電話、FAXなどが集中する可能性があります。
 そうした圧力に対抗して、私たちもも竹富町教育委員会に激励の声を全国、国外からも送りたいと思います。
 前回の同様の呼びかけの時には多くの皆さんが協力して下さったことで、教育委員会では「とても励まされた」と喜んでいました。


 今回はさらに強い圧力を加えられているわけですので、一層の激励を、宜しくお願いいたします。
 ■ 宛先は下記の通りです
#ff00ff 〒907-8503 石垣市美崎町 11-1
 竹富町教育委員会 慶田盛安三教育長 あて
 TEL 0980-82-6191 FAX 0980-82-0643
 メール takekyouiku@town.taketomi.okinawa.jp (教育課)


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 ★ 竹富町「東京書籍」継続へ 是正要求に反発
    2014年3月15日 05:50 沖縄タイムズ


 【東京】八重山地区で異なる中学校公民教科書が使用されている問題で文部科学省は14日、教科書無償措置法に基づいた採択をしていないとして、竹富町教育委員会に地方自治法に基づき是正要求を出した。下村博文文科相が同日の会見で明らかにした。国が市町村に直接要求するのは初めて。
 町教委の慶田盛安三教育長は「法律上、採択権は町教委にある」と反発。これまで全教育委員も同様の見解を示していることから、新年度も「東京書籍版」の教科書を継続使用する可能性が高い。
 竹富町教委は24日に委員会を開き、国地方係争処理委員会への審査申し出なども含め、今後の対応を検討する。

 是正要求は、新年度から八重山採択地区協議会が答申した保守色の強い「育鵬社版」に統一させるのが狙い。竹富町教委は新年度も本年度同様、東京書籍版の教科書を購入する手続きをとっている。
 是正要求を受けると自治体側は対応を見直す法的義務が生じるが、従わなくても罰則はない。異例の措置を取ったことについて下村氏は「新年度が迫っているのでぎりぎりの時期。緊急性がある」と説明した。
 竹富町教委へ是正の要求を指示された県教委が、5カ月間審議を継続していることに対して下村氏は「法律上の義務を負っているにもかかわらず、要求しなかったのは極めて遺憾。重大な事務の怠りである」と指摘。14日、県教委へも指導する通知も送った。

 地方教育行政法に基づき竹富町教委は、育鵬社版ではなく東京書籍版を採択。無償措置法に基づかない場合は国の無償給付の対象外となるため、寄付金で独自に教科書を購入して2012年度から生徒に配布している。

 無償措置法では、共同採択地区内で同じ教科書を採択しなければならないと定めていることから、菅義偉官房長官は同日の会見で「法治国家なので一日も早く従ってもらいたい」とし、政治介入には当たらないとの認識を示した。
 下村氏は竹富町教委の動向を見守るとしつつ、竹富町教委が要求に従わない場合の違法確認訴訟について「適切に判断をしていくことがあるかもしれない」と述べた。

 ◆ 国の要求は残念 諸見里明県教育長
 竹富町教委に対する国からの是正要求の指示への対応については、県教委において慎重に検討していたところ。今回、竹富町教委へ直接是正要求が行われたことは残念に思う。対応については、引き続き県教委で検討していきたい。

★ 竹富町 公民教科書、これまで通り
   3月15日八重山毎日新聞
 「政治介入だ」。文科省が14日出した教科書問題の是正要求に、慶田盛安三竹富町教育長は強い不快感を示した。卒業式、入学式と教育現場は最も多忙な時期。
 「他の省ならいざ知らず、文科省自身が…。まともに考えたら、この時期に出すことはおかしいのではないか。現場が混乱する。文科省は姿勢を改めてほしいと言いたい」と批判、4月以降の対応について「個人的にはこれまで通り。今使っている教科書は4年間使える」と強調した。

 午後1時半ごろ、担当課長がメールで是正要求の文書を受け取り、慶田盛教育長に手渡した。詰めていた報道陣を前に慶田盛教育長は「タイトルは」と切り出して内容を紹介した後、地方教育委員会の採択権を定める地方教育行政法と教科書の無償化を定める教科書無償措置法に矛盾点があると指摘。

 「前政権の文科大臣は町に無償給付はできないが、町の採択行為は無効とは言えないとし、町が教科書を購入して配布することも法律で禁じられていないとはっきり言っていた。政権が代わると法律の解釈も変わるのか。これで混乱している」と淡々と話した。

 現在使用している東京書籍版にも言及し、「私たちは調査員が推薦した教科書の中から選んだ。調査員が推薦したものがなぜ(協議会で)通らないのか。これが私たちが答申を認めない大きな原因だ」と採択協議会の選定のあり方に改めて疑問を呈した。

 町役場にはこの日、職員の出勤前から報道陣が詰めかけ、是正要求が出るのを待った。会見が終わったのは午後2時ごろ。慶田盛教育長は「長い一日だった」と徒労感をにじませた。

 ★ 町教育委員会 24日の定例会で対応を協議
  2014年03月15日 八重山毎日新聞

 竹富町が地区協議会の答申と異なる中学公民の教科書を使用している件で、下村博文文部科学相は14日、地区内で同一教科書の採択を義務付けた教科書無償措置法に違反しているとして、同町教育委員会(慶田盛安三教育長)に対し地方自治法に基づき是正要求した。国が市町村に直接要求するのは初めて。
 是正要求を受けた自治体は改善する義務を負うが、国地方係争処理委員会に審査を申し出ることも可能で、町教育委員会は24日の定例会で今後の対応を検討するとしている。

 町教委への直接要求は県教委が文科省の是正要求指示に従わず、先送りし続けているための措置で、県教委に対しても同日、「重大な事務の怠りだ」として文書で指導した。

 下村文科相は会見で「新年度が迫っているので、直接要求する必要があると判断した。違法状態を解消するのは法治国家として当然。町教委は直ちに是正を行ってほしい」と述べた。

 同日午後、慶田盛教育長は記者団に対し「県教育委員会に指導助言を仰ぎながら連携を深め、対応については委員会を招集して検討したい。違法確認訴訟や紛争処理委員会への申し立ても視野に検討するため、勉強会も必要だ」と話し、これまでの経緯を振り返って文科省の対応に疑問を呈した。

 また、川満栄長町長はこれまで「独立した行政委員会に政治家が介入すべきではない」として教育委員会の方針や決定を尊重しており、今回の是正要求にも「教育委員会がどう判断するか推移を見守りたい」と述べるに留めた。

 町教委は2011年夏、石垣市と与那国町の3市町でつくる八重山地区協議会が答申した育鵬社版ではなく、東京書籍版を独自に採択。無償措置の対象外とされたため、12年度から有志が寄贈した東京書籍版を生徒に配布している。

 文科省が繰り返し指導したのに対し、竹富町教委は「地方教育行政法では教科書の採択権は市町村教委にある」として従わなかった。同省は昨年10月、県教委に是正要求を指示したが、県教委は「現場に混乱は起きていない」などとして現在も要求していない。
 
 
パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2